いろいろな病気とその治療についてDisease and Treatment
Evidence based Medicine (EBM)と言う言葉を聞いたことがありますか?
日本語では「根拠に基づいた医療」と訳されることが多いと思います。
「良心的に、明確に、分別を持って、最新最良の医学知見を用いる」(“conscientious, explicit, and judicious use of current best evidence”) 医療のあり方をさします 。
このEBMに基づき多くの病気に対してガイドラインが作成されています。
「いろいろな病気とその治療」には主にこれらのガイドラインに沿った最新の考え方を記載しました。
例えば、黄緑の鼻水が昨日から出てきたとしましょう。
ある医院Aでは抗生剤がでました。もう一つの医院Bでは鼻を吸うだけでした。どちらも5日目にはよくなりました。A医院に行ったお母様もお薬が効いたと思うでしょう。
しかし、実際はお薬が無くても良くなったのです。
副鼻腔炎には「10日間ルール」というものがあります。10日鼻汁が続いていなければ、抗生剤を使用しても使用しなくても結果には変わりが無いというものです。
勿論、一部の方はお薬が効いて良くなる方もいるのですが、それはほんのわずかな方のみです。
当院ではできるだけEBMに基づいた最新の考え方で診療することを心がけております。
熱が出たら抗生剤、嘔吐には吐き気止めの座薬、点滴を希望されるかもしれません。しかし、多くの場合これらは必要ありません。肺炎でもほとんどの場合抗生剤はいらないのです。
もしかしたら、ご家族の方には不満かもしれません。その時はちゃんとご説明させて頂きます。
ご家族の方に信頼されるだけでなく、近隣の病院から「津田のところならだいじょうぶだ。」と他の医師からも信頼されることが大切だと心がけています。
正しい医療を行うために日々努力いたしますので、当院の診療理念をご理解頂ければ幸いです。
症状
感染症
口・食道・胃・腸などの病気(消化器)
アレルギー性疾患
- 乳幼児喘息
- アナフィラキシー
- 口腔アレルギー症候群(OAS)
- 食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)
- アトピー性皮膚炎
- アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021のCQ.
- アレルギー性鼻炎と花粉症
- 鼻アレルギー診療ガイドライン2024のCQ.
- 気管支喘息
- 小児気管支喘息診療・管理ガイドライン2023のCQ.
- 食物アレルギー
- 食物アレルギー診療ガイドライン2021のCQ.
- アレルギー表示対象品目
- タマゴアレルギーと診断されたら
- 牛乳アレルギーと診断されたら
- 小麦アレルギーと診断されたら
- 大豆アレルギーと診断されたら
- ピーナッツ(落花生)アレルギーと診断されたら
- ナッツアレルギーと診断されたら
- ゴマアレルギーと診断されたら
- 魚アレルギーと診断されたら
- 魚卵アレルギーと診断されたら
- 果物・野菜アレルギーと診断されたら
- 肉アレルギーと診断されたら
- 消化管アレルギー(gastrointestinal allergies)
- 新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症
- 好酸球性消化器疾患
- 蕁麻疹
- 蕁麻疹診療ガイドライン2018のCQ.
免疫系の病気
- PANDAS(連鎖球菌感染性小児自己免疫神経精神障害)
- 炎症
- リュウマチ熱(急性リュウマチ熱:ARF)
- IgA血管炎(アレルギー性紫斑病・ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)
- 小児IgA血管炎診療ガイドライン2023のCQ.
- 原発性免疫不全症
- 自己炎症性疾患(周期性発熱症候群)
- 周期性発熱―アフタ性口内炎―咽頭炎―頚部リンパ節炎症候群(PFAPA症候群)
- 家族性地中海熱(Familial Mediterranean Fever: FMF)
- クリオピリン関連周期熱症候群(cryopyrin- associated periodic syndrome: CAPS)
- TNF受容体関連周期性症候群 (tumor necrosis factor receptor-associated periodic syndrome: TRAPS)
- 菊池病(亜急性/組織球性壊死性リンパ節炎)
内分泌系(ホルモンなど)の病気
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)
皮膚の病気
脳・神経・筋肉などの病気
血液の病気