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診療案内 乗り物酔い

【乗り物酔いの原因】

目から入る視覚情報と内耳にある三半規管・耳石器が完治する加速度の情報にずれが生じます。するとこの情報を快か不快かを判断する扁桃体が海馬の中にある過去の情報と照らし合わせて深いと判断します。これに自律神経が異常に興奮し、車酔いの症状(顔面蒼白、冷や汗、唾液分泌、血圧変動、むかつき、嘔吐など)が出てしまいます。


 

【頻度・好発年齢】

男性は33%、女性は55%程度とされています。血圧の変動は自律神経と関連するため、
女性の方が血圧が下がりやすいためだと思われます。
年齢で言うと小学校高学年からフェ的って中学区・高校生でピークとなります。

 

【乗り物酔いにならないために】

  1. 寝不足は大敵、前日は十分睡眠を取る
  2. 脂肪分の多い食事を取らない
  3. 空腹はダメ、食べ過ぎず、過度な食事を取ること
  4. 乗る前に排便を済ませる。便秘に注意
  5. 不安が強いヒトは,事前に酔い止めを服用すること
  6. 厚着をしない
  7. きついネクタイやベルト、身体を圧迫する下着は避ける
  8. 車内では読書はしない
  9. 車内では頭をグラグラ揺らさない
  10. 後ろ向きの座席を避け、進行方向が見える席に座る
  11. 気分が悪くなったら、早めにシートを倒すか横になる
  12. 気分をリラックスさせ、呼吸は深くゆっくりと
  13. 窓を開けて風を浴びる。外に出て新鮮な空気を吸う

 

【車酔いの注意点】

  1. 薬の服用
  2. 積極的に使用して頂いて結構です。ほとんどの酔い止めは、脳内のずれを感知する機能を鈍らせ、自律神経の興奮を抑える成分が入っています。漢方薬の五苓散も効果的です。酔い始めてから服用しても効果があるものもありますが、乗車30分くらい前に服用するのが効果的です。

  3. 食事
  4. 予防としては氷を口に含むのがお勧めです。「痛冷たい」刺激が自律神経の揺らぎをおさえます。できるだけ長く頬張るといいです。生姜も効果があるそうです。降ろして冷や奴にのせてなるべく生のままで食べて下さい。ミントガムもよう前から噛み続けるのも効果的です。
    脂肪分の多い食事、梅干しやオレンジジュース、ミカンなど生唾が出やすい酸っぱいものは避けましょう。食べ過ぎも空腹も良くないので、バナナ1本、おにぎり1個程度がお勧めです。

  5. 座席・視界
  6. ドライバーと離れた座席ほど視覚情報のずれが生じやすいので、大きな車やバスでは後方の座席は避けましょう。視線は近くの家など見ると景色が流れて眼の刺激になってしまうので、なる別宮遠方の景色を見るようにして下さい。車の動きに影響しない月や水平線くらいの遠くの物を見ましょう。

  7. 姿勢・換気
  8. 三半規管は水平方向に30°上に傾いており、回転や加速の影響を抑えていますが、頭を下に向けるとダイレクトの伝わり酔いやすくなります。下を向く読書やスマホはNGです。酔い始めたら早めにリク来任気を倒すか停車して横になりましょう。エアコンの外気導入や換気も重要です。体格の窓を開け通気を良くしましょう。

 

【トリビア】

「宇宙酔い」と言うのを知っていますか?宇宙飛行士でさえ初回は約7割の方が吐いてしまうそうです。宇宙は重力がないので内耳が加速や揺れをうまく感知することができず、目からの情報と大きなずれが生じます。しかし、2回目のフライトでは吐くヒトはほぼゼロになるそうです。

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