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診療案内 鼻汁(はなみず)、鼻閉(鼻づまり)

鼻汁(はなみず)

鼻汁は風邪の時に一番はっきり出る症状です。

風邪はウイルスが原因なので治療はほとんど無効です。

鼻水は鼻の組織から通常粘液が分泌されていて、それにより肺に入る前の段階で粒子をろ過したり、とらえたりしています。

ウイルスの感染は、この組織に炎症や刺激症状を引き起こします。炎症を起こした鼻の組織は通常より多くの粘液を分泌しますが、その多い分は外に流れ出ます。

通常最初は透明ですが治りかけには色がついてきます。色がついてきたからといってほとんどの場合細菌感染が合併したわけではありません。自然に治癒します。

第一世代の抗ヒスタミン薬は鼻汁を25〜30%減少させると言われています。これは抗ヒスタミン効果ではなく、抗コリン作用によるものです。

第二世代の抗ヒスタミン薬には抗コリン作用がないため効果が期待できません。
抗コリン薬であるイプラトロピウム臭化物は効果が期待できますが、日本では吸入薬しかありませんので使用できません。

第一世代の抗ヒスタミン薬は脳内に入りやすいため眠気をきたしやすく、作業能力の低下(impaired performance)が起こります。服用後の運転はしてはいけません。

鼻閉(鼻づまり)

乳児では鼻づまりが問題になります。

鼻がつまると母乳やミルクが飲みにくくなります。授乳の前に鼻汁を吸引してあげるといいでしょう。
6ヶ月を過ぎれば市販のヴィックスヴェポラップを塗ると楽になることがあります。

しかし、匂いを嫌がったり、かぶれてしまう子もいます。
漢方薬で麻黄湯や葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)などが用いられることもあります。

点鼻薬で血管収縮薬が使用されることがあります。2歳未満は使用ができませんが、効果が期待できます。
しかし、長期にわたり使用すると逆に悪くなります。どんなに長くても2週間以内までにしてください。

生理的食塩水を垂らしてあげると症状の緩和につながります。そのあとに吸引してあげるのも良いでしょう。

鼻水による鼻の下のかぶれはワセリンを塗ることにより予防が可能です。

鼻のかみ方、鼻の洗浄法に関しては下記サイトを参考にして下さい。
https://tsudashonika.com/disease-cat/symptoms/nasal_cleansing/

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