提携駐車場あり 19:00まで診断

診療案内 好酸球性消化器疾患

定義と概念

 好酸球の消化管への集積から好酸球性の炎症が生じ、組織が傷害され機能不全をきたす疾患です。指定難病であり、厚生労働省でガイドラインが公開されています。

分類

 障害される部位と原因によって下記のように分類されています。

症状・診断・治療

好酸球性食道炎の診断

必須項目

  1. 食道機能障害に起因する症状の存在
  2. 食道粘膜の生検で上皮内に好酸球数15以上/HPFが存在(数か所の生検が望ましい)

参考項目

  1. 内視鏡検査で食道内に白斑、縦走溝、気管様狭窄を認める。
  2. CTスキャンまたは超音波内視鏡検査で食道壁の肥厚を認める。
  3. 末梢血中に好酸球増多を認める。
  4. 男性

*:難病情報センターで記載されている診断基準は2015年であるため、プロトンポンプ阻害薬(PPI)に対する反応を参考項目
に挙げている。

好酸球性胃腸炎の診断(2015年)

必須項目

  1. 症状(腹痛、下痢、嘔吐等)を有する。
  2. 胃、小腸、大腸の生検で粘膜内に好酸球主体の炎症細胞浸潤が存在している(20/HPF以上の好酸球浸潤、生検は数か所以上で行い、また他の炎症性腸疾患、寄生虫疾患、全身性疾患を除外することを要する。 終末回腸、右側結腸では健常者でも20/HPF以上の好酸球浸潤を見ることがあるため注意する。)
  3. あるいは腹水が存在し腹水中に多数の好酸球が存在

参考項目

  1. 喘息などのアレルギー疾患の病歴を有する。
  2. 末梢血中に好酸球増多を認める。
  3. CTスキャンで胃、腸管壁の肥厚を認める。
  4. 内視鏡検査で胃、小腸、大腸に浮腫、発赤、びらんを認める。
  5. 副腎皮質ステロイドが有効である。
初診予約はこちら 再診予約はこちら お知らせ
TOP