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診療案内 内分泌、ホルモンとは

内分泌

 内分泌とは高等生物において、一つの細胞Aが他の細胞B(時には自分自身)に化学伝達物質(ホルモン)を介して情報の伝達を行う機構です。
この情報伝達には①ホルモンを産生する細胞、②情報を伝達する化学伝達物資(ホルモン)、③それが運ばれる体液、そして④その標的となる細胞からなります。

ホルモン

 ホルモンは内分泌腺から血液中に分泌され、遠隔の標的細胞に作用する古典的な情報伝達(endocrine)の他に、情報伝達物質が細胞管壁を介して隣接した細胞に作用する(paracrine)、あるいは分泌した細胞自身に作用する(autocrine)があります。


 ホルモンを産生する組織には下垂体、甲状腺、副腎、性腺の他に臓器の一部がホルモンを産生する組織(膵臓ランゲルハンス島、腎臓傍糸球体装置なそ)が知られていましたが、心房から分泌されるナトリウム利尿ペプチドや、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインなどの様に、内分泌組織を形成しない細胞からもホルモンが分泌されていることがわかってきました。
 
 ホルモンは生物が自身の生命の維持、種の保存を行うための情報伝達システムです。
 これには下記のようなものがあります。

  1. 内部環境の維持:カテコールアミン、レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系、抗利尿ホルモン、副甲状腺ホルモン、ナトリウム利尿ペプチドなど
  2. 成長:成長ホルモン、甲状腺ホルモンなど
  3. エネルギーの産生・利用・貯蔵:インスリン、脂肪細胞由来のアディポサイトカインなど
  4. 性発育・生殖:性ホルモン、下垂体ゴナドトロピン

 ちなみに、外分泌というのは、分泌物が放出腺(外分泌腺)を介して生物の体の外に放出することをいいます。これには汗(汗腺)、母乳(乳腺)、唾液(唾液腺)などがあります。

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