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診療案内 果物・野菜アレルギーと診断されたら

果物・野菜アレルギーと診断されたら

果物アレルギーには2つのタイプがあります。即時型アレルギーと口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome: OAS)です。

 

即時型アレルギー

即時型アレルギーは乳幼児期に発症することが多く、クラス1アレルギーに分類されます。
食物アレルギーの中では鶏卵、乳製品、小麦、ピーナッツ、魚卵に次いで6番目に多く全体の5%前後を占めます。
微量でアナフィラキシーを呈することもあり注意が必要です。果物の中ではキウイが最も多く、その他にはバナナ、モモ、リンゴなどが多いです。

【食べられないもの】

症状の出た果物。

 

【基本的に除去する必要のないもの】

症状が出た果物以外は原則除去する必要はありません。
なお、キウイアレルギーでもゴールドキウイが食べられる方も多いです。

 

【栄養について】

食べることができる野菜や果物、イモなどで代替することで、食物線維や微量栄養素を摂取することが可能です。

 

 

口腔アレルギー症候群

学童期以降で発症する果物アレルギーはほとんどこのタイプです。クラス2食物アレルギーに分類されます。
花粉に感作されたのちに抗原交差反応により発症することが多いです(花粉-果物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome: PFAS))。口腔アレルギー症候群の欄もありますので参考にして下さい。

【食べられないもの】

症状の出た果物。しかし口の中や咽のかゆみな程度などの症状なので、違和感を感じたら食べるのをやめれば症状が治まるので、厳密な除去の必要はないことが多いです。

 

【基本的に除去が必要ないのも】

症状が出た果物以外は原則摂取可能です。また、多くは加熱調理した野菜や果物は摂取可能なことが多いです。
そのため、缶詰、ジャム、ケチャップ、ソース等の加工品や調味料、加熱調理したものの除去は不必要なことが多いです。
食べることができる範囲で食べて下さい。

 

【ラテックス・フルーツアレルギー症候群(latex-fruit syndrome(LFS)】

ラテックスアレルギーは天然ゴム製品に残留するゴムの木のタンパク質に対して反応する即時型のアレルギーです。
症状としては接触蕁麻疹が多いですがアナフィラキシーなどの全身症状を呈することもしばしばあります。
原因物質が熱や消化酵素に安定な物が多いためと考えられているからです。
バナナが一番多く、アボガド、キウイ、クリ、トマト、ジャガイモなどが原因として知られています。

 

【栄養について】

食べることができる野菜や果物、イモなどで代替することで、食物線維や微量栄養素を摂取することが可能です。

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