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診療案内 周期性嘔吐症候群

【周期性嘔吐症とは】

原因やどうしてそうなるのかはいまだ不明ですが、小児における機能的な疾患で、嘔気、嘔吐が何時間も持続し、傾眠傾向(眠くなる)、顔色不良などを伴います。

発作以外の時は全く元気です。現在では頭痛の一種と考えられており、ご家族に偏頭痛を持っていることが多いです。やがて偏頭痛に移行していくこともあります。


 

【症状】

嘔吐はピーク時に6回/時間もあり、胆汁性嘔吐や血性嘔吐を伴うこともあります。全身症状としては傾眠、蒼白、発熱、流涎があります。

消化器症状としては嘔気、嘔吐の他、腹痛、下痢を伴うこともあります。頭痛、羞明、聴覚過敏、めまいなどの神経学的症状も認めます。
多くは2〜4週毎に発症し、24時間以上症状が持続します。

 

【誘因】

精神的ストレス、感染、疲労、生理、食事などが考えられています。

 

【経過】

数年症状が持続し、30%くらいが偏頭痛に移行します。

 

【治療】

偏頭痛の薬のスマトリプタン(イミグラン)、吐き気止めであるオンダンセトロン(ゾフラン)、グラニセトロン(カイトリル)が使用されることがありますが重症の時に限られると思います。

通常であればブドウ糖を含む点滴で十分だと思います。
発作の予防としては部降圧剤であるプロプラノロール、抗ヒスタミン剤であるシプロヘプタジン(ペリアクチン)、向精神薬であるアミトリプチン(トリプタノール)、抗けいれん剤であるフェノバルビタール(フェノバール)、バルプロン酸(デパケンR、セレニカRなど)が使用されることがあります。

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