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診療案内 食物アレルギー診療ガイドライン2021のCQ.

【はじめに】

  ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical information network distribution serviceの略です。

 それによるとガイドラインとは「診療上の重要度の高い医療行為について,エビデンスの SR(Systematic Review)とその総体評価,益と害のバランスなどを考量して,患者と医療者の意思決定を支援するために最適と考えられる推奨を提示する文書」となっています。

 下記のCQとはClinical questionのことです。

 ガイドラインのCQの外来診療に役立つ部分をまとめました。

【CQ1】IgE依存性鶏卵アレルギー患者において、経口免疫療法は完全除去の継続と比較して有用か?

推奨: 完全除去と比較して、経口免疫療法は有用であり提案される。ただし経口免疫療法に精通した医師が実施し、安全に十分配慮する必要がある。

解説: 経口免疫療法で有意に有害事象の頻度が高く、アドレナリン筋肉注射の使用頻度も有意に高く、経口免疫療法の安全性については注意が必要であることが示された。よって、経口免疫療法は鶏卵アレルギー患者にとって有効な治療法であることが示されたが、経口免疫療法を行う方法のばらつきにより、解析結果は慎重に評価する必要があり、安全性や実施方法についての検討は今後も十分に行う必要がある。現時点では日常診療として推奨できるレベルまで至っていないものの、専門家のもとで安全に注意して鶏卵の経口免疫療法を実施することは有効であると考えられた。

【CQ2】IgE依存性牛乳アレルギー患者において、経口免疫療法は完全除去の継続と比較して有用か?

推奨: 完全除去と比較して、経口免疫療法は有用であり提案される。ただし経口免疫療法に精通した医師が実施し、安全に十分配慮する必要がある。

解説: 経口免疫療法で有意に有害事象の頻度が高く、アドレナリン 筋肉注射の使用頻度も有意に高く、経口免疫療法の安全性については注意が必要であることが示された。よって、経口免疫療法は牛乳アレルギー患者にとって有効な治療法であることが示されたが、経口免疫療法を行う方法のばらつきにより、解析結果は慎重に評価する必要があり、安全性や実施方法についての検討は今後も十分に行う必要がある。現時点では日常診療として推奨できるレベルまで至っていないものの、専門家のもとで安全に注意して牛乳の経口免疫療法を実施することは有効であると考えられた。

【CQ3】日本のIgE依存性鶏卵アレルギー患者もしくはその疑いのある患者において、食物経口負荷試験は完全除去回避に有用か?

推奨:完全除去回避目的に食物携行負荷試験を実施することが推奨される。ただし、食物経口負荷試験は、安全に十分配慮して実施する必要がある。

解説: 一部の鶏卵経口負荷試験陽性患者も含めると、鶏卵経口負荷試験を行なうことによって、多くの患者が完全除去を回避できた。したがって完全除去回避目的にIgE依存性鶏卵アレルギー患者もしくはその疑いのある者に対して鶏卵負荷試験を実施することは、有用であると考えられた。しかし有害事象(呼吸困難、血圧低下など、さらには死亡する可能性)も高い確率で出現するため、安全性にも十分配慮して実施すべきである。

【CQ4】日本のIgE依存性牛乳アレルギー患者もしくはその疑いのある患者において、食物経口負荷試験は完全除去回避に有用か?

推奨:完全除去回避目的に食物携行負荷試験を実施することが推奨される。ただし、食物経口負荷試験は、安全に十分配慮して実施する必要がある。

解説: 一部の牛乳経口負荷試験陽性患者も含めると、牛乳経口負荷試験を行なうことによって、多くの患者が完全除去を回避できた。したがって完全除去回避目的にIgE依存性牛乳アレルギー患者もしくはその疑いのある者に対して牛乳負荷試験を実施することは、有用であると考えられた。しかし有害事象(呼吸困難、血圧低下など、さらには死亡する可能性)も高い確率で出現するため、安全性にも十分配慮して実施すべきである。

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