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乳幼児喘息
乳幼児喘息 小児喘息の80〜90%が6歳までに発症すると言われています。 しかし、その診断は必ずしも容易ではありません。 乳幼児期は年長児にない解剖学的、生理学的特徴があり、副鼻腔炎や気管支炎、血管輪や腫瘍などでも喘鳴を […]
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感染性胃腸炎(小児急性胃腸炎)
【感染性胃腸炎とは】 微生物(細菌,ウイルス,原虫など)の経口感染によって起こり、下痢や悪心,嘔吐、時に腹痛,発熱などの症状をきたす疾患群を指します。 汚染された水や食物の飲食を介した食中毒として起こる場合や、集団発生す […]
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小児急性胃腸炎診療ガイドライン2022のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical i […]
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アナフィラキシー
【アナフィラキシーとは・定義】 イソギンチャクの触手に含まれる毒素をイヌに注射し、2〜3週間後に同じ毒素を再び注射すると、イヌは嘔吐、出血性下痢などのショック症状を示し,死亡することが知られています。 これはアレルギー反 […]
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口腔アレルギー症候群(OAS)
【口腔アレルギー症候群とは】 IgE抗体を介した口腔粘膜に限局する即時型アレルギー症状のことを言います。食物アレルギーの特殊型の一つです。 花粉症を合併することが多いので,その際には花粉―食物アレルギー症候群(polle […]
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食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)
食物依存性運動誘発性アナフィラキシー (Food dependent excise-induced anaphylaxis; FDEIA) 【食物依存性運動誘発性アナフィラキシーとは・定義】 特定の食物摂取 […]
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小児呼吸器感染症診療ガイドライン2022のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical i […]
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アトピー性皮膚炎
【アトピー性皮膚炎とは】 日本皮膚科学会によれば「増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因をもつ。」と定義されています。 アトピー素因とは、アレルギー疾患の家族歴・既往歴の存 […]
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小児の頭痛
【片頭痛】 小児にも片頭痛はあります。一般に5〜15歳の小児に発症します。片頭痛の原因は多因子性ですが、遺伝的素因と強く関係しています。約80%に家族歴があり60%は母親に20%は父親に片頭痛の既往歴があると言われていま […]
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整腸剤
【整腸剤とは】 おなかの調子を整える薬です。『整腸薬』ともいいます。 善玉菌がしっかりと働き、乱れた『腸内フローラ』を整えることを目標としています。一般的にはビフィズス菌と乳酸菌などを含みます。 【腸内フローラ】 腸 […]
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滑脳症(Lissencephaly)・裂脳症(Schizencephaly)
滑脳症(Lissencephaly) 【滑脳症とは】 滑脳症は滑らかな脳(smooth brain)という意味で、肉眼的には大脳の脳回形成(脳の溝)がなくなる(無脳回(agyria))、あるいは少なくなる(厚脳回(pac […]
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子どもの交通事故はここに注意
1.歩行中の事故が多いのは小学1・2年生! 低学年のうちは周囲の状況まで確認できず衝動的に飛び出してしまったり、近付く車との距離を正確に判断できなかったりすることが、事故につながっています。入学4月より慣れてくる5月以降 […]
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腸重積
【腸重積とは】 口側腸管が肛門側に引き込まれ、腸管壁が重なり合った状態を腸重積と称し、腸重積によって引き起こされうる腸閉塞症を腸重積症と言います。 【原因】 多くの場合原因が特定できません。特発性腸重積症と呼びます。 お […]
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急性虫垂炎(盲腸)
【頻度】 本邦での人口1万人に対する年平均虫垂切除数は、5歳未満では男女共0.6人、5〜9歳では男児6.9人、女児4.9人と増加し、10〜14歳では男性13.2人、女性8.5人と高くなります。この年齢以降では減少して15 […]
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閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome: OSAS)
【閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは】 睡眠中に上気道の部分的または完全閉塞が長時間続く呼吸障害であり、その結果、酸素飽和度の低下や抗炭酸ガス血症をきたす疾患です。 成人では睡眠時無呼吸症候群があると日中に居眠りをしたり、 […]