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食物アレルギー診療ガイドライン2021のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical i […]
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アレルギー表示対象品目
食の安全を守るためにスーパーや食料品店で販売される食品の多くに食品表示がされており、国際的な規格のほかに各国毎に食品表示に関する規則・法規があります。 アレルギーの表示の対象には7品目の「特定原材料」と21品目の「特定原 […]
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言葉の遅れ・発音が不明瞭
言葉は人に教えられて覚えるものです。まわりの人の動作を理解し、真似ができるようになり、大人の言葉を理解していくうちに言葉と物が結びついて言葉となっていきます。 言葉を発するには唇から口蓋、舌、喉頭に至るまでの器官が意識し […]
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学校検尿で血尿・蛋白尿を指摘されたら
【学校検尿とは】 昭和48年5月の学校保健法施行令、施行規則の改正により学校での健康診断の一環として義務づけられ、翌年の49年から全国で一斉に始められました。 腎臓病についての治療法や管理の方法が進歩して、子どもの時期に […]
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コロナウイルス感染症
【コロナウイルスとは】 現在、新型コロナウイルス(Novel Coronavirus;2019-nCoV)が問題になっていますが、元来は風邪の原因のウイルスです。 電子顕微鏡像が王冠に似ていることからギリシャ語の王冠を意 […]
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風邪
【風邪とは】 一般的に風邪とは「咽頭炎」や「感冒」などと呼ばれています。 定義ははっきりとしたものはありませんが、2011年小児呼吸器感染症診療ガイドラインによれば、「鼻汁と鼻閉が主症状のウイルス性疾患で、筋肉痛などの全 […]
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読字障害(ディスレキシア)
【はじめに】 読字障害は字を読むことが困難な障害で、治療可能な発達障害です。 学習障害(LD)の一つとされ、日本では「読み書き困難症」などと呼ばれることがあります。 国立成育医療研究センター心の診療部の小枝達也先生が日本 […]
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マーカス・ガン(Marcus Gunn)現象
赤ちゃんがおっぱいの飲む際に、赤ちゃんの瞼がピクピクと瞬きすることがあります。 これがマーカス・ガン現象(Marcus Gunn Jaw-Winking Syndrome)です。 一般的には片側性で遺伝しません。つまり家 […]
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うちわ歩行・そとわ歩行
うちわ歩行(内股歩行) 「うちわ歩行」とはいわゆる「内股歩き」のことです。 幼児の約1/3に見られると言われます。つまり病気ではありません。生理的なものなので心配ありません。 うちわ歩行に爪先歩行があるときは脳性麻痺の時 […]
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O脚・X脚
【O脚・X脚とは】 下肢の内反・外反のアライメントは加齢により変化します。標準的には2歳頃まではO脚傾向があり、その後X脚傾向となり、小学校に入る頃に大人と同じアライメントに近づきます。 O脚・X脚を心配になり受診される […]
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オスグッド・シュラッター(Osgood-Schlatter)病
概念 脛骨結節の骨端症です。発育期の骨化過程にある力学的に脆弱な脛骨粗面部に生じる骨端部の炎症、あるいは微小剥離骨折と考えられています。成長期における急激な骨成長による膝進展筋の過緊張が病因として示唆されています。 症状 […]
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大腿骨頭すべり症
【大腿骨頭すべり症とは】 大腿骨頭と大腿骨頸部のズレにより生じる股関節の疾患です。思春期の体重過多の男児に多く見られます。甲状腺機能低下症などの内分泌疾患に合併することもあります。 大腿骨頭の転位がなく体重を支えることが […]
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乳児血管腫(いちご状血管腫)
【乳児血管腫とは】 生まれたときにはうっすら淡い赤いものが、生後2週頃から徐々にはっきりした赤あざになり、その後、盛り上がってくる良性の腫瘍です。 イチゴのように見えることから、「いちご状血管腫」と呼ばれていましたが、イ […]
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子どものうつ病
【うつ病とは(診断基準)】 うつ病とはうつな気分(悲しくて惨めな虚しい気持ちになり、やる気や興味が失せる)が長く続いている状態のことです。 誰でも気分の落ち込むことはありますが数日で通常の生活に戻ることができます。 しか […]
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軟骨無形成症
概念 胎生期に始まる内軟骨骨化障害により、四肢長菅骨・短菅骨の成長が障害される遺伝性疾患です。 四肢短縮型の小人症の代表です。 本疾患にはガイドラインがあります。 原因 97%以上の症例でfibroblast growt […]