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抗ヒスタミン薬
ヒスタミンとは ヒスタミンはアレルギー症状の原因物質として知られています。肥満細胞や好塩基球、クロム親和性細胞などの細胞内に貯留しており、抗原が細胞の表面の抗体に抗原がくっつくことにより脱顆粒を生じ細胞外に分泌されます。 […]
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成長痛
【成長痛とは】 英語ではgrowing painsあるいはbenign nocturnal pains of childhoodと言います。 10〜20%の子どもで訴えると言います。 両側の下肢(太ももの全面やふくらはぎ […]
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ステロイドとは
ステロイドとは シクロペンタノペルヒドロフェナントレン(ステラン)を基本骨格とし、それに官能基が付随したものを示します。難しいですね。3つの六員環と1つの五員環が繋がった4縮合環構造を取っています。実はコレステロールもス […]
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ペルテス病
【ペルテス病とは】 大腿骨の股関節側の骨端の阻血性(血液が十分とどかないこと)壊死で、骨端症の一つとされています。 原因はいろいろ言われていますが、明らかになっていません 【好発年齢】 3〜12歳と幅広いで […]
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発熱と解熱剤
【発熱のメカニズム】 人間の体温は脳の視床下部(自律神経の中枢)にある体温調節中枢の働きで一定に保たれています。 ウイルスや細菌が体内に入ると、体は免疫力をフルに使用して対峙しようとしますが、その際に体温が高い方が効果が […]
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保湿剤
皮脂欠乏症 保湿剤が必要な状態として、皮脂欠乏症があります。これは乾皮症、ドライスキンと同義語と考えて良いと思います。 しかし、皮脂欠乏症の明確な定義はありませんが、皮膚が乾燥して光沢を失い塑像になった状態を示すと思われ […]
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抗生剤・抗菌薬
【感染症治療の基本原則】 まずは診断をつけることです。 その際に 感染臓器はどこか? 原因微生物は何か? 重症度は? を判断することが大切です。 例えば「溶連菌」による「咽頭扁桃炎」で「軽症」という具合です。 感染臓器は […]
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吃音症(どもり)
「ゆっくり話そう」「落ち着いて」は逆効果! 【吃音とは】 最初の音や音節を繰り返したり、子音を伸ばしたりしてスムーズに言葉を発することができない状態です、いわゆる「どもり」です。医学用語では小児期発症流暢障害、英語ではs […]
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PANDAS(連鎖球菌感染性小児自己免疫神経精神障害)
【PANDASとは】 溶連菌感染後に急速に発症する精神神経障害を、PANDASと呼びます。精神神経障害にはチック、強迫性障害(OCD)が含まれます。しかし、溶連菌が原因であるという明確な証拠はまだありません。 PAND […]
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乳幼児喘息
乳幼児喘息 小児喘息の80〜90%が6歳までに発症すると言われています。 しかし、その診断は必ずしも容易ではありません。 乳幼児期は年長児にない解剖学的、生理学的特徴があり、副鼻腔炎や気管支炎、血管輪や腫瘍などでも喘鳴を […]
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感染性胃腸炎(小児急性胃腸炎)
【感染性胃腸炎とは】 微生物(細菌,ウイルス,原虫など)の経口感染によって起こり、下痢や悪心,嘔吐、時に腹痛,発熱などの症状をきたす疾患群を指します。 汚染された水や食物の飲食を介した食中毒として起こる場合や、集団発生す […]
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小児急性胃腸炎診療ガイドライン2022のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical i […]
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アナフィラキシー
【アナフィラキシーとは・定義】 イソギンチャクの触手に含まれる毒素をイヌに注射し、2〜3週間後に同じ毒素を再び注射すると、イヌは嘔吐、出血性下痢などのショック症状を示し,死亡することが知られています。 これはアレルギー反 […]
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口腔アレルギー症候群(OAS)
【口腔アレルギー症候群とは】 IgE抗体を介した口腔粘膜に限局する即時型アレルギー症状のことを言います。食物アレルギーの特殊型の一つです。 花粉症を合併することが多いので,その際には花粉―食物アレルギー症候群(polle […]
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食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)
食物依存性運動誘発性アナフィラキシー (Food dependent excise-induced anaphylaxis; FDEIA) 【食物依存性運動誘発性アナフィラキシーとは・定義】 特定の食物摂取 […]