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脳
【概要】 大きく分けると脳は大脳、小脳、脳幹に分けることができます。 脳幹はさらに間脳、中脳、橋(きょう)、延髄に分けられます。 大脳が脳全体の80%を占めます。 ご存知の通りとても重要な臓器であるため頑丈な頭蓋骨で守ら […]
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神経
【神経系を作る細胞】 神経系をつくる細胞には神経細胞(ニューロン)とグリア細胞があります。 人間の脳には約850億個存在するとされています。 【神経細胞】 神経細胞(ニューロン)は細胞体とそこから伸びている樹状突起と軸索 […]
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滑脳症(Lissencephaly)・裂脳症(Schizencephaly)
滑脳症(Lissencephaly) 【滑脳症とは】 滑脳症は滑らかな脳(smooth brain)という意味で、肉眼的には大脳の脳回形成(脳の溝)がなくなる(無脳回(agyria))、あるいは少なくなる(厚脳回(pac […]
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抗ヒスタミン薬
ヒスタミンとは ヒスタミンはアレルギー症状の原因物質として知られています。肥満細胞や好塩基球、クロム親和性細胞などの細胞内に貯留しており、抗原が細胞の表面の抗体に抗原がくっつくことにより脱顆粒を生じ細胞外に分泌されます。 […]
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乳児のビタミンD欠乏の予防について
近年、ビタミンD欠乏の乳児が増加しており、0〜5ヶ月の乳児の52%がビタミンD欠乏という報告もあります。 ビタミンD欠乏は低カルシウム血症やビタミンD欠乏性くる病の原因になります。 ビタミンD欠乏の予防対策が課題であるた […]
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ビタミンD
【ビタミンDとは】 ビタミンDはカルシフェロールという脂溶性のビタミンです。 人間にとって必要なビタミンDには植物由来のビタミンD2と動物由来のビタミンD3があります。 ヒトのビタミンDのほとんどはビタミンD3で、D2は […]
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くる病
【概要】 骨は1型コラーゲン、オステオカルシンなどの色々な蛋白からなる骨の基質に、Ca、Pを中心とするミネラルが沈着してできています。 このミネラルの沈着を石灰化と呼びます。 骨は常に代謝をしていて、古くなった骨は壊され […]
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内分泌、ホルモンとは
内分泌 内分泌とは高等生物において、一つの細胞Aが他の細胞B(時には自分自身)に化学伝達物質(ホルモン)を介して情報の伝達を行う機構です。この情報伝達には①ホルモンを産生する細胞、②情報を伝達する化学伝達物資(ホルモン […]
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レストレスレッグ症候群(むずむず脚症候群)
【むずむず脚症候群とは】 手足、主に足になんとも言えない不快感を感じ、じっとしているとひどくなるので症状を抑えるために異常な感覚があるところを擦り合わせたり、たたいたり、歩き回ったりします。中高年に多い病気ですが25% […]
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泣き入りひきつけ(憤怒痙攣)
【症状】 乳児が大泣きしたあと、行きを吐いた状態のまま呼吸が止まり、顔色が悪くなり唇が紫になってしまいます。 時には意識がなくなり、ぐったりしてけいれんを起こすこともあります。 チアノーゼ型と蒼白型の2つのタイプがありま […]
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熱性痙攣
【熱性痙攣とは】 主に生後6〜60ヶ月までの乳幼児期に起こります。通常は38℃以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性、非けいれん性を含む)で、髄膜炎などの中枢性神経感染症、代謝異常、その他の明らかな発作の原因がみられな […]
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吃音症(どもり)
「ゆっくり話そう」「落ち着いて」は逆効果! 【吃音とは】 最初の音や音節を繰り返したり、子音を伸ばしたりしてスムーズに言葉を発することができない状態です、いわゆる「どもり」です。医学用語では小児期発症流暢障害、英語ではs […]
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チック症・トゥレット症候群
【チック症とは】 急に起こる素早くなめらかな運動のことをチックと言います。 意図的なものではなく、やるつもりがなくてもやってしますものです。 ある程度であれば意志により抑制することも可能です。しかし、抑制を続けると反動で […]
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小児の頭痛
【片頭痛】 小児にも片頭痛はあります。一般に5〜15歳の小児に発症します。片頭痛の原因は多因子性ですが、遺伝的素因と強く関係しています。約80%に家族歴があり60%は母親に20%は父親に片頭痛の既往歴があると言われていま […]
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ステロイドとは
ステロイドとは シクロペンタノペルヒドロフェナントレン(ステラン)を基本骨格とし、それに官能基が付随したものを示します。難しいですね。3つの六員環と1つの五員環が繋がった4縮合環構造を取っています。実はコレステロールもス […]