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急性喉頭蓋炎
【急性喉頭蓋炎とは】 急性喉頭蓋炎は命に関わるとても重い病気です。 ほとんどがインフルエンザ菌b型(Hib)によるものなので、乳幼児期にヒブ(Hib)ワクチンを受けていればこの病気になることはまれです。1歳〜5歳の乳幼児 […]
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クループ性気管支炎
【クループ性気管支炎とは】 クループは声を出す声門周囲の感染症です。 パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルス、麻疹ウイルス、エンテロウイルスなどのウイルス感染によるものと、主にイ […]
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急性副鼻腔炎
【副鼻腔の構造と役割】 鼻の中には、鼻の穴(鼻腔)だけではなく副鼻腔縁という鼻腔を取り囲むように4種類の空間(前頭骨洞、篩骨洞、蝶形骨洞、上顎洞)が8つがあります。これらは小さな穴で繋がっています。 副鼻腔は空気を吸い込 […]
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中耳炎
【耳の構造と役割】 耳は大きく分けると、3つの部分から成り立っています。 外耳:耳介から鼓膜の外まで(外耳道):耳介で音を集めて鼓膜まで音を運ぶ道になります。 中耳:鼓膜からアブミ骨まで:鼓室という部分で耳管を通じて空気 […]
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牛乳アレルギーと診断されたら
【食べられないもの】 牛乳と牛乳を含む加工食品 牛乳以外のヤギ乳やめん羊牛などは、アレルギー表示の範囲外ですが、牛乳と強い交差抗原性があるので摂取できません。 【基本的に除去する必要のないもの】 牛肉 乳酸菌、乳酸カルシ […]
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麦粒腫(ものもらい)・霰粒腫
【目の構造】 【麦粒腫とは】 「ものもらい」、「めばちこ」などと呼ばれています。汗を分泌している汗腺や、脂のでるマイボーム腺の感染症です。 まぶたの痛み、腫れ、ときにかゆみを伴うこともあります。通常は抗生剤 […]
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自己免疫性好中球減少症(autoimmune neutropenia; AIN)
【乳幼児発症の好中球減少症】 一般に好中球減少症は末梢血の好中球絶対数が1500/μl未満と定義します。 しかし、臨床上問題になるのは500/μl未満での易感染性です。また、200/μl未満では感染症を反復するようになり […]
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小麦アレルギーと診断されたら
【食べられないもの】 小麦と小麦を含む加工品 【基本的に除去する必要のないもの】 醤油、穀物酢 麦茶は大麦が材料で,含まれている量も微量のため除去が必要なことは稀です。 米やその他の雑穀類(ひえ、あわ、きび、たかきびなど […]
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大豆アレルギーと診断されたら
【食べられないもの】 一般的な黄色い大豆、黒豆、枝豆、もやし 【基本的に除去する必要のないもの】 大豆油(精製されているため)・醤油や味噌(抗原が分解されているため) いんげん豆、小豆、えんどう豆(グリーン […]
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ピーナッツ(落花生)アレルギーと診断されたら
【食べられないもの】 ピーナッツ(落花生)そのもののほか、ピーナッツバター、ピーナッツクリーム、ピーナッツオイルなどを利用した加工食品 カレーや冷やし中華のタレなど、見た目で判断しにくい場合があるので注意が必要です。 【 […]
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ナッツアレルギーと診断されたら
【食べられないもの】 症状のでたナッツ、クルミのアレルギーの方はペカンナッツで症状の出る方が多いことがわかっています。 カシューナッツはウルシ科に属するピスタチオと強い抗原交叉反応を認めますので症状が出ることが多いです。 […]
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Rett(レット)症候群
【概念】 女児にのみ発症する手の常同運動が目立つ当初は進行性で慢性の移行する神経疾患です。 【原因】 X染色体長碗に位置するmethyl-CpG-binding protein(MECP2)遺伝子の異常が原 […]
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甲状腺機能亢進症(Basedow病:バセドウ病)
甲状腺機能亢進症(Basedow病:バセドウ病) 甲状腺機能が亢進する病気はバセドウ病だけではありませんが、ここではBasedow病に関してお話しさせていただきます。 甲状腺ホルオン産生・分泌が亢進する甲状腺機能亢進 […]
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ADHD(注意欠陥多動性障害)
【ADHDとは】 ADHDの主な症状は、①不注意 ②多動性 ③衝動性の3つです。 これらの症状が少なくとも2カ所以上の場所(例えば家庭と学校)でみられます。 しかし、これらの行動や振る舞いは、程度の差はあるものの、誰にで […]
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読字障害(ディスレキシア)
【はじめに】 読字障害は字を読むことが困難な障害で、治療可能な発達障害です。 学習障害(LD)の一つとされ、日本では「読み書き困難症」などと呼ばれることがあります。 国立成育医療研究センター心の診療部の小枝達也先生が日本 […]