-
ビタミン
【概要】 三大栄養素は炭水化物、脂質、タンパク質ですが、それ以外にも人間お体に必要な成分があります。 ビタミンは人が健康を維持するために必要な有機化合物で、体内で十分な量が合成できないため、食品などから摂取する必要があり […]
-
思春期早発症・遅発症
【2次性徴とは】 思春期になると卵巣、精巣が成熟して性ホルモンの分泌が増加します。 それに伴い身体的性成熟徴候が発来することを2次性徴と呼びます。女児では9〜10歳、男児では11〜12歳頃からやってきます。 通常、女児で […]
-
免疫性血小板減少性紫斑病(immune thrombocytopenic purpura; ITP)
【病態生理】 免疫学的機序が関与して血小板が減少(100,000/mm3未満:正常150,000から450,000/mm3)することにより出血傾向をきたす病気です。急性と慢性、一次性と二次性があります。 私の若い時には特 […]
-
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical i […]
-
急性糸球体腎炎(溶連菌感染後急性糸球体腎炎)
【糸球体腎炎とは】 血尿、蛋白尿、高血圧を三主徴とする糸球体の炎症です。 【病態生理】 PSAGNは急性腎不全です。感染後の糸球体腎炎の中で最も多く、約80〜90%を占めます。 溶連菌の他にはブドウ球菌やウイルス性のもの […]
-
白色描記症と赤色描記症
皮膚を擦ったりすると、擦った場所に白い線が出たり赤い線が出たりすることがあります。白く出る時は白色描記症、赤く出る時は赤色描記症といいます。肌に字を書く様に擦ると字が浮き出てきますので皮膚描画症とも呼ばれます。 白色描記 […]
-
IgA血管炎(アレルギー性紫斑病・ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)
【IgA血管炎】 従来はヘノッホ・シェーンライン紫斑病とか、アレルギー性紫斑病、アナフィラキトイド紫斑病とも呼ばれていましたが、2012年の学会(Chapel Hill Consensus Conference)でIgA […]
-
小児IgA血管炎診療ガイドライン2023のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical in […]
-
原発性免疫不全症
【原発性免疫不全症とは】 免疫に関わる分子の異常により、易感染性(感染症が治りにくい、繰り返す、重症化する、普段は病気の原因にならない微生物でも病気になる状態)を呈する遺伝性疾患の総称です。 現在までに140以上の責任遺 […]
-
小児急性虫垂炎診療ガイドライン2022のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical i […]
-
鼻のかみ方・洗浄法
【鼻のかみ方(幼児編)】 片方の鼻を指で押さえて片方ずつかみます。・1つ目のポイントは鼻を同時にかまないことです。・2つ目は鼻をかむ前に十分息を吸うことです。・3つ目のポイントは口をギュッと閉じておくことです。 練習 […]
-
乳幼児・小児のレントゲンによる被曝量
【小児レントゲン検査とその被ばく線量】 「うちの子はその検査でどれくらい被曝するのでしょう?」という質問をされることがあります。 WHOから引用した表を書きました。 【人の活動性に対する理論的早退リスク・死亡率】 次に聞 […]
-
コリック(乳児疝痛、夕暮れ泣き)
【コリックとは】 赤ちゃんは泣くのが仕事です。でも、どのくらいが正常なのでしょうか? 「子どもの声が聞こえますか?」の著者ブラゼルトン博士の1962年の研究によると、赤ちゃんが泣くのは生後2週頃から増え生後6週頃がピーク […]
-
夜泣き
【夜泣きとは】 コリックと似たものに「夜泣き」があります。 生後3か月頃から悪化して2歳までには改善します。実はアメリカの教科書には夜泣きがありません。 アメリカでは赤ちゃんの部屋がご両親と別の部屋であることが多いことや […]
-
多形(滲出性)紅斑
【多形紅斑とは】 再発性のある一過性、反応性の標的状または虹彩状の皮膚病変を特徴とする炎症性の反応です。自然に軽快しますがしばしば再発します。以前はスティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死融解症(TEN)などの重 […]