-
鼻血(鼻出血)
お子さんが鼻血をよく出したり、一度止まったけどまた出て来たりするということで受診されることがあります。 誰もが必ず鼻血の経験があると思いますがそのほとんどは問題のないものです。皆さんも元気に大人になっていますよね。 鼻粘 […]
-
精巣水瘤(陰嚢水腫)、精索水瘤
【概念】 睾丸(精巣)は胎生期にお腹の中にあり胎生後期になると腹膜(鞘状突起)をつれて陰嚢に下降してきます。その際に鞘状突起内に液体(腹腔内液)が残ると精巣水瘤となります。 精索水瘤と精索水瘤 A: 交通性精巣水瘤:腹腔 […]
-
熱性痙攣
【熱性痙攣とは】 主に生後6〜60ヶ月までの乳幼児期に起こります。通常は38℃以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性、非けいれん性を含む)で、髄膜炎などの中枢性神経感染症、代謝異常、その他の明らかな発作の原因がみられな […]
-
熱性痙攣(熱性発作)診療ガイドライン2023のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical in […]
-
停留精巣
【停留精巣とは】 睾丸(精巣)はお腹の中で発生して、胎生3ヶ月頃に下降が開始します。 そして、8〜9ヶ月頃に陰嚢内に到達します。これが途中で止まってしまうのが停留精巣です。 【原因】 明らかな原因はわかって […]
-
精巣捻転
【精巣捻転とは】 精索(陰嚢から鼠蹊(そけい)部腹壁へ達する小指ほどの太さのひも状のもの。 皮膚におおわれ、中に精管、血管、神経などが含まれています)の急激なねじれにより精巣への血流障害が起こり、放置すると精巣が壊死にな […]
-
血管迷走神経性失神(血管迷走神経反射)
【血管迷走神経反射とは】 色々な原因により自律神経のバランスが著しく崩れることにより、脳に行く血液が減少するために脳貧血状態になり、失神やめまいなどを生じる状態のことを言います。 失神の原因で最も多いのが血管迷走神経性の […]
-
起立性調節障害 OD(自律神経失調症)
【起立性調節障害とは】 起立性調節障害は自律神経の働きが悪くなり、起立時に身体や脳への血流が低下する病気です。 そのため、朝になかなか起きることが出来ない、朝の食欲不振、全身倦怠感、頭痛、立っていると気分が悪くなる、立ち […]
-
ギラン・バレー症候群
【ギラン・バレー症候群とは】 急性に起こる単相性の運動・感覚障害を呈する免疫が関与する末梢神経の疾患です。 つまり、脳の病気ではなく、多発性硬化症のように良くなったり悪くなったりしないと言うことです。 ポイントは左右対称 […]
-
急性散在性脳脊髄膜炎(Acute Disseminated encephalomyelitis; ADEM)
【ADEMとは】 急性に発症し多彩な神経症状を呈する自己免疫性炎症性脱髄疾患です。多くはウイルス感染などの先行感染後に発症します。 ワクチン接種後でも起こりうるとされています。以前、日本脳炎ワクチン後に発症があったとして […]
-
脳脊髄液減少症
【髄液とは】 脳、脊髄は硬膜という膜の中で髄液という液体で被われています。 この液体の中にいることにより中枢神経は保持、保護され、神経に必要な成分を補給されています。 【低髄液圧症候群とは】 脳脊髄液減少症 […]
-
熱中症
【熱中症とは】 高温環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調節機能が破綻することにより発症する障害の総称です。 重症化すると死に至ることもあります。しかし、正しい予防法、応急処置を知っていれば防ぐことや救命 […]
-
突発性発疹症
【突発性発疹症とは】 ヒューマンヘルペスウイルス6(HHV-6)と7(HHV-7)による感染症です。突発性発疹症の原因がHHV-6だと発見したのは日本人です。 英語ではRoseolaとか6thdisease、exanth […]
-
カンピロバクター腸炎
【カンピロバクターとは】 カンピロバクターはコンマ型をしたグラム染色というのをすると染まらない(グラム陰性)の細長い棒状の細菌(桿菌)です。 カンピロバクター種には代表的なCampylobacter jejuniのほか、 […]
-
乳房のしこり
二次性徴の始まりには個人差があります。肥満傾向のある子どもでは二次性徴が速くなる傾向がありますが、これは脂肪細胞から分泌されるレプチンというホルモンが二次性徴開始のシグナルの一つだからです。 女児の乳房の肥大の開始年齢は […]