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食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)
食物依存性運動誘発性アナフィラキシー (Food dependent excise-induced anaphylaxis; FDEIA) 【食物依存性運動誘発性アナフィラキシーとは・定義】 特定の食物摂取 […]
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小児呼吸器感染症診療ガイドライン2022のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical i […]
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アトピー性皮膚炎
【アトピー性皮膚炎とは】 日本皮膚科学会によれば「増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因をもつ。」と定義されています。 アトピー素因とは、アレルギー疾患の家族歴・既往歴の存 […]
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子どもの交通事故はここに注意
1.歩行中の事故が多いのは小学1・2年生! 低学年のうちは周囲の状況まで確認できず衝動的に飛び出してしまったり、近付く車との距離を正確に判断できなかったりすることが、事故につながっています。入学4月より慣れてくる5月以降 […]
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整腸剤
【整腸剤とは】 おなかの調子を整える薬です。『整腸薬』ともいいます。 善玉菌がしっかりと働き、乱れた『腸内フローラ』を整えることを目標としています。一般的にはビフィズス菌と乳酸菌などを含みます。 【腸内フローラ】 腸 […]
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熱性痙攣(熱性発作)診療ガイドライン2023のCQ.
【はじめに】 ガイドラインは公益財団法人日本医療機能評価機構が作成した「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンス総体と推奨グレードを設定しています。ちなみにMindsとはmedical in […]
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血管迷走神経性失神(血管迷走神経反射)
【血管迷走神経反射とは】 色々な原因により自律神経のバランスが著しく崩れることにより、脳に行く血液が減少するために脳貧血状態になり、失神やめまいなどを生じる状態のことを言います。 失神の原因で最も多いのが血管迷走神経性の […]
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腸重積
【腸重積とは】 口側腸管が肛門側に引き込まれ、腸管壁が重なり合った状態を腸重積と称し、腸重積によって引き起こされうる腸閉塞症を腸重積症と言います。 【原因】 多くの場合原因が特定できません。特発性腸重積症と呼びます。 お […]
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急性虫垂炎(盲腸)
【頻度】 本邦での人口1万人に対する年平均虫垂切除数は、5歳未満では男女共0.6人、5〜9歳では男児6.9人、女児4.9人と増加し、10〜14歳では男性13.2人、女性8.5人と高くなります。この年齢以降では減少して15 […]
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閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome: OSAS)
【閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは】 睡眠中に上気道の部分的または完全閉塞が長時間続く呼吸障害であり、その結果、酸素飽和度の低下や抗炭酸ガス血症をきたす疾患です。 成人では睡眠時無呼吸症候群があると日中に居眠りをしたり、 […]
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鼻汁(はなみず)、鼻閉(鼻づまり)
鼻汁(はなみず) 鼻汁は風邪の時に一番はっきり出る症状です。 風邪はウイルスが原因なので治療はほとんど無効です。 鼻水は鼻の組織から通常粘液が分泌されていて、それにより肺に入る前の段階で粒子をろ過したり、とらえたりしてい […]
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PANDAS(連鎖球菌感染性小児自己免疫神経精神障害)
【PANDASとは】 溶連菌感染後に急速に発症する精神神経障害を、PANDASと呼びます。精神神経障害にはチック、強迫性障害(OCD)が含まれます。しかし、溶連菌が原因であるという明確な証拠はまだありません。 PAND […]
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リュウマチ熱(急性リュウマチ熱:ARF)
【リュウマチ熱とは】 急性リュウマチ熱とは溶連菌感染から数週間から数ヶ月後に発症する非化膿性炎症疾患です。つまり細菌感染症ではないため、それ自体には抗生剤は無効ということです。 以前はよく見かけましたが、特に小児科領域で […]
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ビタミン
【概要】 三大栄養素は炭水化物、脂質、タンパク質ですが、それ以外にも人間お体に必要な成分があります。 ビタミンは人が健康を維持するために必要な有機化合物で、体内で十分な量が合成できないため、食品などから摂取する必要があり […]
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思春期早発症・遅発症
【2次性徴とは】 思春期になると卵巣、精巣が成熟して性ホルモンの分泌が増加します。 それに伴い身体的性成熟徴候が発来することを2次性徴と呼びます。女児では9〜10歳、男児では11〜12歳頃からやってきます。 通常、女児で […]