赤ちゃんがおっぱいの飲む際に、赤ちゃんの瞼がピクピクと瞬きすることがあります。
これがマーカス・ガン現象(Marcus Gunn Jaw-Winking Syndrome)です。
一般的には片側性で遺伝しません。つまり家族集積性はありません。
この現象は瞼の上げ下げを支配する筋肉(眼瞼挙筋)と咀嚼筋である外側翼突筋を支配する神経が異常に連絡を取ってしまうために生じるのです。つまり神経の混線により生じるのです。
この現象は年齢とともに軽くなってくることが多いので経過を見ることが普通です。トリガーとなる口を大きく開けることを避けるのが大切です。
まれに斜視などの目の異常を伴うことがありますので注意が必要です。