発熱した時、どのように看護をすると症状や気持ちが和らぐのか、ということを以前≪ソレイユだより≫でいくつかお伝えしてきました。
今回は【発熱時の看護のポイント】として更に2点追加してまとめたものをお伝えします。
① 体温測定をおこなう
(R6.6月) https://tsudashonika.com/letter/2024taionnkei/
② 解熱剤使用のタイミングを知る
(R5.12) https://tsudashonika.com/letter/2312flukounetu/
※インフルエンザ時としていますが、“高熱時”としても基本は変わりません
(R6.2) https://tsudashonika.com/letter/2402genetu/
③ 少しずつこまめに水分摂取をおこなう
(R2.9月) https://tsudashonika.com/letter/2003nettyushou/
※熱中症の時の摂取方法としていますが、発熱時としても基本は変わりません
④ 入浴することで肌を清潔にし、気持ちもさっぱりとなる
昔は、発熱時は「入浴はさせない」ときくことがありましたが、お子さまが発熱していても、元気がある時にはサッとシャワーを浴びましょう。その際、湯冷めに気をつけること、あまり熱い風呂は避ける、ということに注意します。
肌を清潔に保つこととで汗による肌荒れを防ぎ、洗うことによって気持ちもさっぱりします。
⑤ 熱くてつらい時には体を冷やす
水枕や保冷シートを、おでこ・脇・そけい部に当てることで気持ちよく感じることがあります。(寝ている間に落ちて口や鼻を塞いてしまうことがあるので、使用中は必ず側に付いていましょう)
逆に、熱の上がり始めや足先が冷たい時には、寒気があるので掛け布団などであたたかくし、熱が上がりきったら布団やパジャマで調節して厚着をさせないようにしましょう。
以上が自宅でも出来る初期対応となっていますが、熱が持続したり、他の症状がでてきたり、又、熱は低めでもいつもと違ってつらそうにしていたら医療機関を受診しましょう。
病児保育室では、病気に伴う不安・慣れない環境への不安な気持ちをやさしく受けとめ、安心できる環境づくりをすすめていきます。
何かご心配・ご相談あればお声をかけてくださいね。