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診療案内 宇宙の話をしよう(64)(彗星)

彗星は太陽から1000〜10万au離れた領域からやってくる、主に氷からなる天体です。ほうき星とも呼ばれますよね。氷やチリでできた核と核を覆う大気(コマ)、そしてガスやチリでできた尾を持っています。尾の長さは数100万kmになることもあるのです。太陽に近づき熱で温められると、氷が蒸発して、ガス(イオンテイル)とチリ(ダストテイル)と2種類の尾をひきます。彗星の公転軌道は、惑星や小惑星と違い、細長い楕円形を描くものが多いのです。公転周期が200年未満のもの(短周期彗星)と200年以上のもの(長周期彗星)とに分けられます。長周期彗星は以前お話をした「オールトの雲」と呼ばれる太陽系を球状に取り囲むたくさんの氷天体の集まりからやってくると考えられています。ちなみに有名なハレーすい星は公転周期が約75 年です。彗星の中にはバンスターズ彗星のように放物線や双曲線軌道を描くもの(非周期彗星)がありますが、この軌道を描く彗星は、一度太陽に近づくと、その後二度と戻ってくることはありません。まれに太陽系外からやってくることがあり、UFOではないかと推測されたことがありました。

2029年には欧州宇宙機関(ESA)主導の長周期彗星探索計画で彗星探査機「コメットインセプター」の打ち上げが予定されています。日本のJAXAも参加しています。

太陽系天体の軌道概略図

彗星の模式図

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