天王星には現在約29個の衛星が発見されています。その中で注目されているのが「ミランダ」です。氷でできており、その半径はわずか240kmの小さな衛星なのです。その表面にはまるで引っかいたような地形や、深さ20kmに達する溝が見つかっています。なぜこのような地形ができたのかがわかっていません。火山活動や水の流れによってできたにしてはミランダ自体が小さすぎるのです。
そのほかにも「チタニア」、「オペロン」、「ウンブリエル」、「アリエル」があります。「ミランダ」を含めこの5つを天王星の5大衛星と呼びます。すべて天王星と同じくほぼ縦軸に公転しています。ほとんど全ての名前がシェークスピアの小説の劇中人物の名前に由来しています。
ミランダはテンペストの登場人物
アリエルはテンペスト、またはアレクサンダー・ポープの「髪盗人」に出てくる妖精
ウンブリエルは同じくアレクサンダー・ポープの詩「髪盗人」の妖精
チタニアはシェークスピアの戯曲「真夏の夜の夢」の妖精の女王
オペロンはシェークスピアの戯曲「真夏の夜の夢」の妖精の王
だそうです。
これは天王星の2つの衛星を発見したウイリアム・ラッセルがジョン・ハーシュエルに詩的な命名を依頼したためです。このほかの衛星にもリア王、ハムレット、ロミオとジュリエットなどの登場人物の名前が付けられています。
まさに「天空のシェークスピア」ですね。
天王星の5大衛星
左からミランダ、アリエル、ウンブリエル、ティタニア、オベロン。












