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2020年08月16日
赤ちゃんの茶(褐色)あざ(扁平母斑)
青色、褐色、黒色もすべてメラノサイト系細胞による皮膚の奇形です。 代表的なものは黒子(ほくろ)です。表皮の浅いところにあれば黒く、深いところにあれば褐色、青色となります。 つまり、茶色のあざは皮膚表皮の基底層と言うところ […]
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2020年08月14日
赤ちゃんの黒あざ(母斑細胞性母斑)
【母斑細胞性母斑】 色素性母斑とも言います。ほくろ(黒子)は色素性母斑ですが、通常は5mm以下で散発性です。 臨床的に問題になることはありません。大きな物は美容的な問題が生じます。 多発する場合はいろいろな病気が考えられ […]
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2020年08月04日
成長痛
【成長痛とは】 英語ではgrowing painsあるいはbenign nocturnal pains of childhoodと言います。 10〜20%の子どもで訴えると言います。 両側の下肢(太ももの全面やふくらはぎ […]
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2020年07月09日
Epstein-Bar(EB)ウイルス感染症(伝染性単核症:IM)
【EBウイルスとは】 EBウイルスはヒトヘルペス属のDNAウイルスで他のヘルペス属ウイルスと同様に終生ヒトと共生関係をたもち、長期にわたって潜在します。世界中に普遍的に存在し、ほぼ100%の方が感染します。 一旦感染する […]
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2020年06月11日
クラミジア(クラミドフィラ)肺炎
【クラミジア感染症とは】 細胞内寄生菌であるクラミジアと言う細菌は13種類がありますが、人に感染して病気を起こすのは、 ①クラミジア肺炎の原因となるChlamydia pneumoniae ②オウム病の原因菌である C […]
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2019年10月15日
気管支喘息
【気管支喘息とは】 「喘息は、発作性に起こる気道狭窄によって、喘鳴や呼気延長、呼吸困難を繰り返す疾患である。」と定義されています。 つまり、気管粘膜の慢性の炎症がもとで、急に気管支が細くなり呼吸が苦しくなる発作を繰り返す […]
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2019年10月15日
食物アレルギー
【食物アレルギーとは】 食物アレルギー診療ガイドライン2016では「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象」とされています。 また、その侵入経路は問わないとなっ […]
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2019年10月10日
言葉の遅れ・発音が不明瞭
言葉は人に教えられて覚えるものです。まわりの人の動作を理解し、真似ができるようになり、大人の言葉を理解していくうちに言葉と物が結びついて言葉となっていきます。 言葉を発するには唇から口蓋、舌、喉頭に至るまでの器官が意識し […]
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2022年09月22日
学校検尿で血尿・蛋白尿を指摘されたら
【学校検尿とは】 昭和48年5月の学校保健法施行令、施行規則の改正により学校での健康診断の一環として義務づけられ、翌年の49年から全国で一斉に始められました。 腎臓病についての治療法や管理の方法が進歩して、子どもの時期に […]
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2020年06月01日
コロナウイルス感染症
【コロナウイルスとは】 現在、新型コロナウイルス(Novel Coronavirus;2019-nCoV)が問題になっていますが、元来は風邪の原因のウイルスです。 電子顕微鏡像が王冠に似ていることからギリシャ語の王冠を意 […]
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2019年10月15日
風邪
【風邪とは】 一般的に風邪とは「咽頭炎」や「感冒」などと呼ばれています。 定義ははっきりとしたものはありませんが、2011年小児呼吸器感染症診療ガイドラインによれば、「鼻汁と鼻閉が主症状のウイルス性疾患で、筋肉痛などの全 […]
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2020年06月01日
吃音症(どもり)
「ゆっくり話そう」「落ち着いて」は逆効果! 【吃音とは】 最初の音や音節を繰り返したり、子音を伸ばしたりしてスムーズに言葉を発することができない状態です、いわゆる「どもり」です。医学用語では小児期発症流暢障害、英語ではs […]
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2022年09月22日
マーカス・ガン(Marcus Gunn)現象
赤ちゃんがおっぱいの飲む際に、赤ちゃんの瞼がピクピクと瞬きすることがあります。 これがマーカス・ガン現象(Marcus Gunn Jaw-Winking Syndrome)です。 一般的には片側性で遺伝しません。つまり家 […]
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2020年05月21日
ペルテス病
【ペルテス病とは】 大腿骨の股関節側の骨端の阻血性(血液が十分とどかないこと)壊死で、骨端症の一つとされています。 原因はいろいろ言われていますが、明らかになっていません 【好発年齢】 3〜12歳と幅広いで […]
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2020年05月19日
先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)
以前は先天性股関節脱臼と呼ばれていましたが、現在は発育性股関節形成不全と呼ばれることが多いです。 以前は母体内での問題が原因と考えられていましたが、現在では一部のお子さんを除いては関節弛緩と臼蓋形成不全に加え、出生後のオ […]