久しぶりの「古代エジプトの話をしよう」です。
「ファラオ」とは「大きな家」の意味であり、もともとは王宮や王の土地を示す言葉でした。新王国時代の第18王朝頃から、古代エジプトの国王をファラオと呼ぶようになりました。国王はオシリスとイシスの子であり、最も重要な神であるホルスの化身で、太陽神ラーの子でもあります。ファラオは神の使いであり、神の意志により地上を治めるのが役割です。ファラオは秩序や道徳を守る上で重要な概念である「アマト」を遂行、維持しなければなりません。死者の生前の罪を量る天秤にはアマトの羽が載せられ、死者の心臓と釣り合うかを測定します。罪を犯すと心臓は重くなり傾いてしまいます。あなたの心臓は大丈夫ですか?
古代エジプト王には5つの称号がありました。「ホルス名」は王がホルスの化身であることを示し、「二女神名(ネブティ名)」は上下エジプトのそれぞれの女神に守られていることを示す称号です。「黄金のホルス名」は王権の永続性を願うもの、「誕生名(太陽の息子名)」誕生時につけられ太陽神との結びつきを表しています。「即位名(上下エジプト名)」は王は人間であり、神であるという二重性を示しています。

羽を広げた女神の姿で描かれたアマト











