彼女は数時間〜100日間程度の周期で明るさが変わる「セファイド変光星」の研究をしていました。「セファイド変光星」は星自体が定期的に収縮と膨張を繰り返すため、定期的に明るさが変わるのです。彼女は「小マゼラン雲」にあるセファイド変光星を調べたところ、明るく見える星ほど、明暗の周期が長いことを発見したのです。本来は明るさが同じでも遠くにあるほど暗く見えるはずです。セファイド変光星は、その周期をはかれば、本当の明るさがわかります。一方、地上からの見かけの明るさは距離によって変化します。本当の明るさと見かけの明るさを比較することで、セファイド変光星を含む星の集団までの距離がわかるそうです。リーヴィットはノーベル賞に推薦されましたが、その時にはすでに亡くなっていました。もし生きていたらノーベル賞を得ることができたと言われています。
ここで出てくるのが「エドウィン・ハッブル」です。ハッブルはフッカー望遠鏡を使って「アンドロメダ星雲」という星の集団の中のセファイド変光星を観測しました。距離を測定すると約90万光年位も達していたのです。これは当時考えられていた天の川銀河の大きさをはるかの超えていたのです。そうですアンドロメダ星雲は天の川銀河の外に存在していたのです。この発見で人類の宇宙観は大きく塗り替えられました。銀河団が複数集まった「超銀河団」を形成することもあり、巨大なネットワークを作っています。これはまるで神経ネットワークのように見えます。


宇宙の大規模構造の想像図。銀河団や超銀河団がフィラメント状に集まり、交点で密集している(Getty Images)










