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診療案内 血管迷走神経性失神(血管迷走神経反射)

【血管迷走神経反射とは】

色々な原因により自律神経のバランスが著しく崩れることにより、脳に行く血液が減少するために脳貧血状態になり、失神やめまいなどを生じる状態のことを言います。
失神の原因で最も多いのが血管迷走神経性のものです。

 

【原因】

有名なものに注射による痛み刺激と恐怖があります。
そのほかにも朝礼などで長時間立っていると突然倒れる子がいますよね。これもその一つです。
自律神経失調症(起立性調節障害)の子は起こりやすいといわれています。

 

【症状】

軽い場合はふらふらしたり、めまいを起こしたり、吐き気を催す場合があります。
また、視界がぼやけてきたり、冷や汗をかいたり頭痛を訴えることも少なくありません。
ひどくなると突然倒れます。一般的には長くても数分で症状は回復します。
注射後にひどい状態になると注射によるアナフィラキシーと間違えるときもあります。

 

【予防】

血管迷走神経反射を起こしやすい子や、以前に起こしたことのある子は長時間たっていないようにする、注射の時には横になって行う、注射の後もしばらくは横にしておくなどが良いと思われます。

 

【対応】

軽い症状が出てきたときにはすぐ横にしてあげると良いでしょう。できれば足を少し体より高くしてあげましょう。
自律神経失調症(起立性調節障害)の子には薬物療法も有効です。

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