【食べられないもの】
小麦と小麦を含む加工品
【基本的に除去する必要のないもの】
醤油、穀物酢
麦茶は大麦が材料で,含まれている量も微量のため除去が必要なことは稀です。
米やその他の雑穀類(ひえ、あわ、きび、たかきびなど)は摂取できます。
大麦などの摂取の可否は個別の対応となります。
麦芽糖、麦芽(一部を除く)
【小麦を含む食品の例】
小麦粉:薄力粉、中力粉、強力粉、デュラムセモリナ小麦
小麦を含む加工品の例:
パン、うどん、マカロニ、スパゲッティ、中華麺、麩、餃子や春巻の皮
お好み焼き、たこ焼き、天ぷら、とんかつなどの揚げ物、フライ
シチューやカレーのルウ、洋菓子類(ケーキなど)、和菓子(饅頭など)
【栄養について】
小麦を除去しても、ご飯などの主食、肉や魚などの主菜、野菜や果物などの副菜をバランスよく食べていれば、栄養状態に問題が出ることはありません。
ご飯やお米でできた麺類などがあります。
【小麦が使用できない場合の調理の工夫】
ルウ
米粉や片栗粉などのデンプン、すりおろしたイモなどで代用します。
揚げ物の衣
コーンフレーク、米粉パンのパン粉や砕いた春雨で代用します。
パンやケーキの生地
米粉や雑穀粉、大豆粉、イモ、おからなどを生地として代用します。
麺
市販の米麺や雑穀麺を利用します。
【小麦の主な栄養素と代替栄養】
食パン6枚切り1枚あたり(薄力粉45g相当/強力粉30g相当)
エネルギー 160Kcal
食品 | 量 |
---|---|
ごはん | 100g |
米麺(乾麺) | 40〜50g |
米粉 | 40g程度 |
①総負荷量が少量(うどん2〜3g)
負荷試験で摂取したものはその量まで、その他の加工品は難しいです。
②総負荷量が中等量(うどん15〜50g)
うどん50gが摂取可能な場合に食べられる可能性が高い食品の量(例)
小麦製品 | 量 |
---|---|
薄力粉 | 16gまで |
強力粉 | 11gまで |
食パン | 14g(6枚切りの場合約1/4枚)まで |
スパゲッティ、マカロニ(ゆで) | 25gまで |
スパゲッティ、マカロニ(乾) | 10gまで |
焼麩 | 4.5gまで |
うどん(乾燥) | 14gまで |
そうめん(乾麺) | 12gまで |
餃子の皮 | 2枚まで |
パン粉(乾燥) | 大さじ2まで |
③総負荷量が日常摂取量(うどん200g、6枚切り食パン1枚)
繰り返し摂取が可能であれば加工食品も含め摂取できます。卒業です。
ただ、接種後の運動なども考慮しないといけません。
【今後の見通しについて】
血液の検査は3歳までは6か月に1度、6歳までは6ヶ月〜1年に1度、それ以降は1年に一度の検査で十分です。
6歳で約66%弱の耐性化(摂取可能となること)と言われています。
【注意を要する学習活動など】
小麦粘土、うどん・パン作り体験など