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診療案内 大豆アレルギーと診断されたら

【食べられないもの】

一般的な黄色い大豆、黒豆、枝豆、もやし

大豆

 

【基本的に除去する必要のないもの】

大豆油(精製されているため)・醤油や味噌(抗原が分解されているため)
いんげん豆、小豆、えんどう豆(グリーンピース)などの豆類

豆のついていない普通のもやし(緑豆もやし、ブラックマッペもやしなど)は豆の種類が異なるため除去の必要はありません

 

【大豆を含む加工食品の例】

豆腐、納豆、きな粉、豆乳、おから、油揚げ、厚揚げ、がんもどきなどの大豆加工食品
きな粉や豆乳などが含まれるお菓子類

大豆製品

【栄養について】

大豆を除去しても、肉類、魚類、鶏卵、乳製品などが摂取できれば通常は問題ありません。また、醤油、味噌が摂取できることも多いので問題になることは少ないです。

大豆はアレルギー表示推奨品目なので、原材料に表示されないことがあることに注意が必要です。

大豆の醤油や溝の除去が必要な場合には,米や雑穀などから作られる調味料で代替することができます。

 

【アレルギーの種類】

即時型のアレルギー反応の他に、花粉症の患者さんが大豆製品を食べて口腔内違和感なので口腔アレルギー症候群があります。
学童期以降に多く見られ、稀にアナフィラキシーを起こす場合もあります。

納豆による遅発性アナフィラキシーも報告されています(下記)。

大豆アレルギーは血液検査との相関が低いことが知られており、血液の検査だけで除去してはいけません。

 

【納豆アレルギー】

通常のアレルギーは即時型で摂取後数分〜2時間以内に症状が出ますが、納豆アナフィラキシーでは摂取して半日(5〜14時間)経過して症状が出ることがあります。
専門用語では「遅発性」(late-onset allergy)と呼び、二相性反応の「遅発型」反応と区別しています。
原因は明らかにはなっていませんが、納豆の中の粘稠物質の成分であるPGAと言う成分が疑われています。

稀な病気ですが、納豆以外の大豆製品に対するアレルギー反応は通常合併しません。

納豆

【今後の経過】

3歳までに78%が症状なく食べることができるようになります。

 

【注意を要する学習活動など】

豆まき、味噌作り、豆腐づくりなど

節分

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