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白色描記症と赤色描記症
皮膚を擦ったりすると、擦った場所に白い線が出たり赤い線が出たりすることがあります。白く出る時は白色描記症、赤く出る時は赤色描記症といいます。肌に字を書く様に擦ると字が浮き出てきますので皮膚描画症とも呼ばれます。 白色描記 […]
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多形(滲出性)紅斑
【多形紅斑とは】 再発性のある一過性、反応性の標的状または虹彩状の皮膚病変を特徴とする炎症性の反応です。自然に軽快しますがしばしば再発します。以前はスティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死融解症(TEN)などの重 […]
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赤ちゃんのあざ
【あざ】 「あざ」とか「ほくろ」というのは医学用語ではありません。 両方とも「母斑(ぼはん)」と言います。母斑は皮膚の奇形と考えられています。 【あざ(母斑)の種類】 一般には「赤あざ」「青・茶・黒あざ」「 […]
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赤ちゃんの赤あざ
赤ちゃんの赤あざは主に血管系のあざです。 ここでは他項で説明されている乳児血管腫(いちご状血管腫)以外の赤あざである 正中部血管腫、単純血管腫、毛細血管拡張性肉芽腫、海綿状血管腫(静脈奇形)、リンパ管腫(リンパ管奇形)に […]
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赤ちゃんの青あざ
青色、褐色、黒色もすべてメラノサイト系細胞による皮膚の奇形です。 代表的なものは黒子(ほくろ)です。 表皮の浅いところにあれば黒く、深いところにあれば褐色、青色となります。 つまり、青色のあざは皮膚の深いところ、主に真皮 […]
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赤ちゃんの茶(褐色)あざ(扁平母斑)
青色、褐色、黒色もすべてメラノサイト系細胞による皮膚の奇形です。 代表的なものは黒子(ほくろ)です。表皮の浅いところにあれば黒く、深いところにあれば褐色、青色となります。 つまり、茶色のあざは皮膚表皮の基底層と言うところ […]
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赤ちゃんの黒あざ(母斑細胞性母斑)
【母斑細胞性母斑】 色素性母斑とも言います。ほくろ(黒子)は色素性母斑ですが、通常は5mm以下で散発性です。 臨床的に問題になることはありません。大きな物は美容的な問題が生じます。 多発する場合はいろいろな病気が考えられ […]
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乳児血管腫(いちご状血管腫)
【乳児血管腫とは】 生まれたときにはうっすら淡い赤いものが、生後2週頃から徐々にはっきりした赤あざになり、その後、盛り上がってくる良性の腫瘍です。 イチゴのように見えることから、「いちご状血管腫」と呼ばれていましたが、イ […]
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虫刺され(虫刺症)およびストロフルス(丘疹状蕁麻疹)
【虫刺されとは】 虫刺されとは一般的に昆虫・ダニに血を吸われたり、咬まれたりすることをさしますが、広くはそれらの体液が付着したりして起こる皮膚炎も含みます。 少し専門的になりますが、皮膚科学的に重要なものは8肢のクモ形類 […]
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とびひ(伝染性膿痂疹)
【とびひとは】 黄色ブドウ球菌あるいは溶血性レンサ球菌による皮膚表層の細菌感染症です。 時に抗生剤に抵抗するMRSAが原因になることがあります。 【症状】 みずぶくれになるタイプとかさぶたを伴うタイプがあり […]
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水いぼ(伝染性軟属種)
【みずいぼとは】 ポックスウイルスによる皮膚の感染症です。ヒトにだけ感染します。 【症状】 通常は無症状です。 しかし、アトピー性皮膚炎や乾燥肌にできやすいことから掻いてしまい、イボの周囲が赤くなることがあ […]