現在流行しているインフルエンザの多くインフルエンザA型H1N3から変異した「サブグレードK」と呼ばれる株です。例年より5週間程度早く流行しています。「サブグレードK」の特徴としては、免疫を持っていない人が多いということ、特に小児において流行しやすいこと、ワクチンの効果が期待通りとは行かない可能性があること、胃腸炎の症状が出やすいことなどです。流行が早くなった原因は明らかではありませんが、大阪万博やインバウンドの増加により海外から持ち込まれた可能性があげられています
既にインフルエンザ脳症やインフルエンザによる異常行動による犠牲者も報告されています。流行が早いからといって収束が早いとは限りません。
【対応策】
- 手洗いうがいの励行
- マスクの着用
- 人が集まるようなイベントを避ける
- ワクチンを接種することなどです。
ワクチンの選定株はサブグレードKとは異なりますが、ある程度の効果があることが期待されています。また、その他の株、B型の流行も危惧されるため、自分のみならず大事な人を守るためにも、今からでもワクチンを接種してください。
