太陽は中国の随の時代に最も大きな灯りを表現する『太(ふと)き陽(あかり)』という名前が記述されているのが由来とされていますが、諸説あるようです。英語の「SUN」(太陽)は、古くは印欧祖語の「輝く」や「恒星」を意味する「sohwl」に由来しています。「ガイアの夜明け」のガイアは元々ギリシャ神話に登場する大地の女神を指す言葉で、古代ギリシャ語で「大地」「地球」を意味します。
我々も含め地球上のすべての生命が維持できるのは、太陽からのエネルギーがあるからです。太陽は地球から1億5000万KM離れた場所にあります。それだけ離れているので太陽の光は地球に届くまで約8分かかります。今見ている太陽は8分前の太陽ということです。その大きさは地球の約109倍の直径があり、体積は130万倍、重さは33万倍で、全ての太陽系の惑星を合わせたものより700倍の重さがあります。これだけも重さがあるので全ての惑星を周回させることができるのです。水素とヘリウムからなる巨大なガスの塊で、中心部では核融合反応によってエネルギーを生み出しており、光と熱を放っています。表面温度は6000度もあり、ダイアモンドでさえも溶かすことができます。太陽の周りに溢れ出す光「コロナ」は表面よりも温度が高く、100万度もあります。黒点は太陽の表面に現れる周囲より温度が低いため(約4500度)に黒く見える斑点のことを指します。太陽も自転しているため、黒点も東から日へ移動していきます。その発生の原因は太陽内部で作られた磁場だそうです。