オールトの雲は、太陽系の外縁、カイパーベルトのさらに外にあると考えられている何兆個もの氷天体からなる球状の殻のことを言います。実際に観測されたことはないのですが、太陽系内部にやってくる長周期彗星からその存在が推定されています。太陽系形成の手がかりを与えてくれると思われています。オールトの雲にある天体はほとんどが100km以下の大きさで水、メタン、エタン、一酸化炭素、シアン化水素、アンモニアなどの物質を含んでいます。長周期彗星は重力によりすぐに太陽や惑星に衝突してしまうため、太陽に近い軌道では生き残ることができません。彗星は太陽系を通過する際に比較的早く燃え尽きることから、オランダの天文学者ヤン・オールトはより遠く寒い地域に彗星の起源があると考えました。これらのことから彼は太陽系の最果てに球状の彗星の貯蔵庫があると結論づけたのです。











