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診療案内 ペルテス病

【ペルテス病とは】

大腿骨の股関節側の骨端の阻血性(血液が十分とどかないこと)壊死で、骨端症の一つとされています。
原因はいろいろ言われていますが、明らかになっていません

 

【好発年齢】

3〜12歳と幅広いですが、6〜8歳が好発年齢です。
元気のいい小柄な男の子に多いと言われています。

活発

 

【症状】

  1. 痛み
    股関節の痛みだけでなく、大腿から膝関節全面に痛みを訴えることもあります。そのため、膝の病気と間違えることがあります。初期には強い痛みがないこともあります。
  2. 跛行(びっこ
    痛みを避けるためにびっこをひくことがあります。
  3. 関節可動域の制限
    股関節の動きが悪くなります。
  4. 筋萎縮
    経過が長いと筋の萎縮を伴うことがあります。

 

【診断】

整形外科医による臨床症状とレントゲン所見で診断されます。

 

【治療】

  1. 保存治療
    初期であれば経過観察をすることもあります。あとは大腿骨頭に負担をかけないようにする免荷装具をつけたりします。
  2. 手術療法

【予後】

一般には予後良好です。しかし一部の子どもでは変形性股関節症への移行が見られると言います。

 

【鑑別しなければいけない病気】

  1. 単純性股関節炎
    ペルテス病
  2. 大腿骨頭すべり症
    レントゲンで鑑別ができます。ペルテスと異なり太った男子に多いです。
  3. 化膿性股関節炎
    熱、腫れ、発赤などの局所の症状があり、関節を全く動かさないことが多いです。
  4. 成長痛
    どちらかというと膝から下をいたがることが多いです。好発年齢は幼児から学童前半くらい。夜痛みを訴えますが昼間はあまり痛がりません。
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