2015年3月に日本小児神経学会から「熱性けいれん診療ガイドライン」が発売されました。
発熱時のジアゼパム(商品名:ダイアップ)の投与の適応は
「遷延性発作(15分以上)の既往がある場合」、または
「①焦点性発作または24時間以内に反復
②熱性けいれん出現前から存在する神経学的以上・発達遅滞
③熱性けいれんまたはてんかんの家族歴
④生後12ヶ月未満
⑤発熱後1時間未満での発作
⑥38℃未満での発作
のうち2つ以上を満たした熱性けいれんが2回以上反復する場合」です。
つまり、単純性熱性けいれんについて、発熱時投与は通常必要ないとの考えです。