リンゴには、ビタミンCやカリウム、食物繊維など豊富な栄養がありお子さまに差し上げることも多いかと思います。
しかし、一方でリンゴによる窒息のニュースなどを目にしたこともあるのではないでしょうか?
幼い子どもはまだ噛む力・飲み込む力が弱く、誤嚥・窒息が起こりやすいので注意が必要です。
どんな食べ物でも誤嚥、窒息の可能性はありますが、特に誤嚥や窒息に繋がりやすいものとして、以下のものがあります。
- 表面の滑らかである(つるっとしている)
- 粘着性がある
- 弾力性がある
- 固い、噛み切りにくい、大きい
- 形状(丸い)
リンゴは球状でもつるっとしたものではなく、年齢に応じてすりつぶしたり、串切りにしたりすれば食べやすいように思えるかもしれません。
ですが、リンゴは喉につまりやすい食材として、教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドラインにも挙げられており、食べさせる時には注意が必要です。
加熱していないリンゴは咀嚼により細かくなったとしても固さが残ってしまうことがあります。
ですので、お子さまにリンゴを食べさせる際には、離乳食完了期頃までは必ず大人の指でつぶせるくらいの固さに加熱してあげるようにしましょう。
リンゴを食べさせる場合の目安
- 離乳食初期(5~6か月)は、薄めた果汁をあげる・すりおろして加熱する
- 離乳食中期(7~8か月)は、みじん切りから5mm角に切り加熱する
- 離乳食後期・完了期(1歳半頃まで)は、薄切りにして加熱する
- 1歳半以降も幼児期は薄切りにしてから小さく切る(串切りにしてから小さく切るとのどに詰まりやすいサイズとなってしまいます)
上記はあくまで目安です。
お子さまによって噛む力・飲み込む力の発達段階は様々ですので、お子さまの発達に合わせ食べやすいように加熱したり切ったりしましょう。
特に風邪などで咳や鼻詰まりなどの症状がある場合には、普段以上に誤嚥・窒息の可能性が高くなり危険です。
リンゴに限らず、のどに詰まりやすいものは避けるか、普段よりも小さく切って差し上げてください。
ソレイユご利用の場合、リンゴは1歳半まではすりおろしてから加熱、または薄切りにしてから加熱してお持ちください。
それ以降の年齢のお子様の場合も、普段食べ慣れている大きさであっても串切りでは危険ですので、薄切りにしてから小さく切ってお持ちいただくか、ジュレなど喉に詰まりにくいおやつをご用意お願いいたします。
子ども達にとって楽しみなおやつの時間、安全に楽しいものにしたいですね。