薬の飲ませ方は、子どもによって方法は変わりますが、
服用することにあたって大切なことがあります。
1. 指示された回数を守り、一回分全量を服用すること
2. 病状によって食事が摂れないことがありますが、薬は飲ませること
そして、飲めた時には頑張ったことを十分に褒めてあげてください。
具体的な飲ませ方ですが、
・シロップ薬…スプーンやスポイトで少しずつ流し込むように飲ませる
・粉薬…湯冷ましを1滴ずつ落として団子状にし、それを口の中の頬側や
上顎に付けるようにして水や湯冷ましで飲ませる
又は、ペースト状を更に水薬のように薄め、スプーンやスポイトで少しずつ流し込むように飲ませる
乳児では飲むのを嫌がり、ミルクに溶かしてみようと考えたくなりますが、
全部飲まなかったり、混ざった味が嫌でミルク嫌いになったりすることもあります。
どうしても・・・という時には、
極少量のミルクに薬を溶かしたものを先に飲ませ、その後残りのミルクを飲ませる、という
方法があります。
幼児でも飲むのを嫌がることがありますが、先ずは無理強いせずに薬を飲むことの大切をきちんと伝えましょう。
なるべく、そのまま飲む習慣をつけることがよいのですが、
どうしても飲めないときには、子どもが納得できるものと混ぜても良いでしょう。
ただ、混ぜることで逆に苦みが増す薬があるので、医師や薬剤師に相談してみたらいいですね。
「薬を飲ませることは大変なのです」とよく耳にします。
体調が悪く、機嫌の悪い子どもたちに薬を服用させるのは大変かと思いますが、
色々な方法があるので、ぜひ試してみてください。
「薬は嫌なものではなく元気になる為のものだよ」と伝えていき、
飲めた時にはその頑張りを認めてたくさん褒めてあげましょう。
