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診療案内 食中毒について

真夏の日差しが照りつけ、暑い日が続きますね。

気温・湿度が高くなり食中毒が心配な時期です。

今回は食中毒の予防についてお伝えしたいと思います。

食中毒は、細菌などに汚染された食品や水、調理器具や食器類、手指、便などから感染することでおこります。

梅雨から夏にかけては、気温が高く湿度が高いため、食品が傷みやすくなり、より食中毒を起こさないよう配慮が必要です。

 

食中毒の種類

・サルモネラ菌

十分に加熱していない卵・肉・魚などが原因。またペットの排泄物から感染することも。乾燥に強く、熱に弱い特徴があります。
症状:食後6~48時間程度で、吐き気や嘔吐、腹痛、げり、発熱、頭痛など。

 

・黄色ブドウ球菌

皮膚、鼻や口の中にいる菌。傷やニキビを触った手で食べ物を触ると菌が付きやすくなります。そのため、加熱した後に手作業をする食べ物(おにぎりなど)が原因となります。

この菌が作る毒素は熱に強く、一度毒素ができてしまうと、加熱しても食中毒を防ぐことはできません。

症状:食後30分~6時間程度で、吐き気、腹痛など。

 

・腸炎ビブリオ菌

生魚や貝などの魚介類が原因。塩分のあるところで増える菌で、真水や熱に弱い特徴があります。
症状:食後4時間~96時間程度で、激しいげりや腹痛など。

 

・カンピロバクター

十分に加熱されていない肉(特にとり肉)や、飲料水、生野菜などが原因。また、ペットから感染することも。乾燥に弱く、加熱すれば菌は死滅します。
症状:食後2~7日程度で、げり、発熱、はきけ、腹痛、筋肉痛など。

農林水産省HP参照

食中毒を防ぐには

手や食器・調理器具を清潔に保つ

・調理・食事の前はしっかり手洗いを行い、調理器具は清潔に保ちましょう。肉や魚などを使った後、まな板などの調理器具は洗剤でしっかりと洗った後、85℃以上の熱湯で1分以上加熱するか、台所用殺菌剤を利用することで殺菌することができます。タオルや布巾なども細菌やウイルスは付着しますので、気を付けましょう。

 

・しっかり加熱する!

・ノロウイルスは85~90℃で90秒以上の加熱、カンピロバクター・サルモネラ菌などは75℃で60秒以上の加熱で菌が死滅します。しっかり中心部まで加熱しましょう。

・卵料理は、半熟ではなく、完全に固まるまでしっかり加熱するようにしましょう。

・火を通さなくても食べられるハムやかまぼこなども、できるだけ加熱料理をするとよいです。

 

・水分を除く

・水分が多いと細菌が増えやすくなるので、汁気はよく切るようにしましょう。他の食品に細菌が移るのを防ぐために仕切りや盛り付けカップを活用してみるのもよいと思います。

・お弁当には揚げ物や焼き物など、水分がもともと少ないものを利用するとより安全です。たれ付きの肉や煮物など水分の多いおかずは、鰹節やすりごまなどの食材を添えておくと水分を吸ってくれます。

 

・お弁当や作り置きでは冷やしてから詰める

・温かいうちに盛りつけてしまうと、蒸気がこもって水分となり、傷みの原因となってしまいます。お弁当箱などは冷めてから蓋をしてください。

・細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。お弁当などで長時間持ち歩くときは保冷剤や保冷バッグを使用しましょう。

 

 

食中毒は時に重い症状になることもあり、予防がとても大切です。

ソレイユでは、お持ちいただいたお弁当は必要に応じて冷蔵庫で保管し、お食事の際温めてお出ししています。

お弁当には梅干しや大葉、ゆかりなど、防腐剤の代わりとなる食材を入れるのもおすすめです。また、防腐効果のある、ワサビ成分を含んだフィルムなどの便利グッズも販売されています。衛生管理を徹底しながらしっかり食事を摂り暑い夏を乗り越えていきたいですね。

 

~ソレイユ利用についてのお願い~

利用されるお子様は病気の為咳が出たりのどに違和感があるなど普段以上に誤飲・窒息しやすいため、ミニトマト・ブドウ・枝豆などの豆類は必ず2等分以上に切ってお持ちいただくようお願いいたします。

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