【子どもの皮膚の特徴】
生まれてすぐの赤ちゃんの皮膚は皮脂の分泌が盛んなため潤っていますが、3ヶ月くらいからその分泌が低下するため乾燥しやすくなります。この状態は思春期まで続きます。赤ちゃんの肌は潤っていると思われている方が多いのですが、実はその逆です。そのため、スキンケアが大切になります。
【スキンケアとは】
スキンケアには3つの柱があります。
- きれいにすること、つまり洗ってあげることです。石けんを使用するかしないかは議論があるところですが、少なくともゴシゴシ洗うことは避けなければなりません。
- 保湿、前述のように赤ちゃんの肌は乾燥しやすいので保湿剤を塗ってあげて下さい。塗らなくても良い赤ちゃんも勿論いらっしゃいます。
- 日焼けを避けること、紫外線を避けること、6ヶ月(3ヶ月と書かれてあるものもあります)から日焼け止めが使用できるものがありますので使用して下さい。
【洗い方】
良く無添加無香料の石けんが良いと言いますが、実はあまりはっきりとした定義がありません。石けんは泡立ててお母様の手のひらでなでるようにつけてください。しわになるところは必ず伸ばして石けんをつけること、流すときも伸ばして石けんが残らないように流してください。
頭はシャンプーを使用します。乾かすときはタオルで拭いてください。乳児にはドライヤーは乾燥しすぎることがありますので注意が必要です。
【保湿剤】
保湿剤には膜を作り皮膚を保護するものと皮膚の角質内で水分と結合しながら蒸発を防ぐものがあります。
ワセリン、ミネラルオイルなどの油性成分は前者になります。水溶性の高いものグリセリン、セラミド、尿素が後者に該当します。
いずれにせよ、たっぷりと表面を被うように塗るのが大切です。表面がテカるように、ティッシュペーパーがつけても落ちない程度に塗ってください。調子が良ければ塗る量を減らしても大丈夫です。
【日焼け止め】
日焼けに関しては「紫外線(UV)ケア」に記載しておりますのでそちらを参考にしてください。