日本は先進7カ国のうち成人の睡眠時間が最も短い国です。韓国はもっと短いのですが…
先進7か国で最も睡眠時間が短い日本
赤ちゃんも世界で最も睡眠時間が短いとされています。
アメリカの国立睡眠財団(NSF)によると、推奨される1日あたりの適切な睡眠時間
規則的で安定した睡眠リズムにするためには下記の3つが必要です。
① 健康的な概日リズムを整える
・ 朝に日光を浴びる。15分以上が推奨されています。
・ 生後3〜4ヶ月頃以降、安定してメラトニンが分泌されるようになります。日光を浴びることにより夜のメラトニン分泌が促されます。
② 寝つかしのタイミングを整える
目をこする、あくびをする、ぼーっとする、無関心になる、ぐずる・泣くなどの「眠いサイン」が見えたら早めに寝つかせましょう。疲れすぎは逆に眠れなくなることがあります。
③ 睡眠環境を整える
寝入った環境を一晩中変えずに保つようにしましょう。
・ 部屋は暗くすること
・ 室温は20〜22℃
無音あるいは「ホワイトノイズ」を一晩中流しておくと良い。
(ホワイトノイズ(White noise)とは、ノイズ(雑音)の一種で、様々な周波数の音を同じ強さでミックスして再生したノイズです。具体的には換気扇やテレビの砂嵐のような「サーッ」「シーッ」「ゴーッ」のような雑音を指します。ホワイトノイズには様々な効果がありますが、特に注目を浴びているのが、集中力向上、リラックス効果、安眠効果です。似たようなノイズにピンクノイズというものもあります。)
ホワイトノイズ https://www.youtube.com/watch?v=WMqv5l2LQwo
ピンクノイズ https://www.youtube.com/watch?v=VNQ8hd6UTNE
・ 1歳までは硬めのマットレス/布団を使用すること、掛け布団やタオルケットは使用しないで、親と同室のベビーベッドが推奨されています。
一貫したルーチンを行うこと
寝る時間を一定にすることはもちろん、就寝前のルーチンを実行することが手助けになります。
具体的には、入浴→パジャマなどに着替え→(月齢によっては授乳)→絵本→部屋の電気を消す→「おやすみ」と言って子どもを横にする、などです。覚醒した状態でベッドに横にすることが大切です。
成長が急速に進む時期に「睡眠退行」と呼ばれる睡眠リズムがみだれたり、夜泣きが増える時期があります。
生後4ヶ月、生後8から10ヶ月、生後12ヶ月、生後1歳6ヶ月、2歳頃と言われています。上記のルーチンで数週間程度でもともとの睡眠習慣に戻ることが多いです。