3歳児健診でよく聞かれる質問
Q: 体重が増えません。
A: 成長曲線をみてください。3〜4ヶ月くらいから体重の増加が緩やかになります。正常範囲内で成長曲線の線に沿って増えていれば問題ないことがほとんどです。2SDから外れたり、成長曲線の線を2つまたぐような時は小児科に相談しましょう。
Q: O脚・X脚が心配です。
A: 小児科をまず受診しましょう。必要があれば整形外科を紹介することもあります。
下記サイトを参考にしてください。
https://tsudashonika.com/disease-cat/bowlegs/
Q: 視力・聴力は問題ないでしょうか?
A: 3歳児健診で問題がなければ大丈夫なことがほとんどです。屈折率に関してはビジョン寸クリーナーによる検査も可能です。
Q: まだ言葉が出ません。
A: 聴力には問題ないでしょうか?1歳半から2歳で音への反応がしっかりあり、周囲への興味もよくあるようであれば、大人がたくさん関わるようにして経過を見ることが多いです。ただし、3歳児健診で2語文が出ていない時は精査が必要です。
Q: トイレトレーニングがうまくいきません。
A: まだできない子どもはたくさんいます。ほとんどがやがてできるようになるのですが、保育園・幼稚園に行くようになると園の方から言われてしまうかもしれません。
下記サイトを参考にしてください。
https://tsudashonika.com/childcare/potty-training/
Q: 便秘気味です。
A: この時期は便秘になりやすい時期の一つです。トイレですることを嫌がる子もいます。オマルを使うのも一つの方法です。便器で刺せs流場合は台を置いて足がしっかりつくようにして踏ん張れるようにしましょう。
下記サイトを参考にしてください。
https://tsudashonika.com/disease-cat/constipation/
https://tsudashonika.com/disease-cat/child-constipation-guideline/
Q: 食事にむらがあります。途中で気が散って食べるのをやめてしまいます。
A: 元気で成長率の低下がなければ問題ことがほとんどです。母子手帳の成長曲線に身長・体重をプロットしてみましょう。食べむらがあるのも仕方ありません。大人が一緒に楽しそうに食べるようにしましょう。
Q: よく風邪をひきます。
A: 保育園や幼稚園などの集団生活をするようになると、お互いに風邪などをうつしあいます。そうやって病気に対しての免疫がついていくのです。小学校に入ると熱を出す回数は極端に減るでしょう。こじらさないことが大切です。
原発性免疫不全を疑う10の症状があるので参考にしてください。
https://tsudashonika.com/disease-cat/immunity/menekifuzen/
Q: 人見知りが強くて心配です。母親を離れることを過剰に恐れます。
A: それだけご両親がお子様を愛した証拠でもあります。徐々に慣れて行くと思いますので気長に見守りましょう。小児科に相談して経過をみてもらいましょう。
Q: おしゃぶりを欲しがります。
A: おしゃぶりにも良い点と悪い点があります。1歳をめどに、おそくとも2歳頃を目安に辞めることが勧められます。下記サイトを参考にしてください。
https://tsudashonika.com/childcare/pacifier/
Q: 歯磨きを嫌います。
A: 1〜2歳頃は嫌う子が多いですが、ほとんどの場合理由があります。眠い時に無理やりみがかれたり、強く磨いたために痛かったりなどです。下記サイトを参考にしてください。
https://tsudashonika.com/childcare/oralcare/
Q: 歯石があります。
A: 小児歯科で除去してもらいましょう。歯磨きではとれません。放って置くと歯肉炎の原因になることもあります。
Q: 口臭が気になります
A: 多くは歯や舌の汚れが原因です。小児歯科に相談しましょう。
Q: 歯の一部が白くなったり歯肉炎が気になります。
A: 原因の多くは歯の汚れです。前歯の生え際や奥歯の溝が白くなっているのは「初期むし歯」かもしれません。早めに小児歯科で診てもらいましょう。
Q: 受け口のようで、噛み合わせが気になります。
A: 子どもの噛み合わせは3歳頃に完成しますが、早期に治療の必要がある場合もありますので、小児歯科で診てもらいましょう。
Q: 上唇と歯肉をつなぐ「すじ」(上唇小帯)が短く、歯磨きがうまくできません。
A: 上唇小帯が短いと上唇の運動範囲が少ないために食べ物が残りやすく、口が開いきやすいために乾燥しやすいため、むし歯のリスクが高くなります。上唇小帯を傷つけないように保護者の指で小帯を抑えて歯磨きをしてください。下記サイトも参考にしてください。
https://tsudashonika.com/childcare/oralcare/
Q: 舌小帯が短いようで発音が気になります。
A: 発音に問題がある時は手術になることもあります。4〜5歳まで様子を見ることもありますが、手術前後に舌運動のトレーニングが必要になります。
Q: すきっ歯です。
A: 空隙歯列と呼びます。乳歯の時は永久歯の出るスペースと考えていいでしょう。心配な時は小児歯科に相談しましょう。
Q: 歯ぎしりをします。
A: 改善はあまり期待できませんが、定期的に小児歯科で観察してもらうと良いでしょう。
Q: 早食いが気になります。
A: 早食い、噛まない、好き嫌いが多い、朝食欠食、間食や夜食の回数が多い、孤食、野菜の摂取が少ない、外食が多いなどは体重増加につながります。今のうちに直す必要があります。ご飯を中心に、野菜は大切りにしたり、キノコ類や海藻類、こんにゃくなどのようによく噛む食品を使ったレセピを使用しましょう。
Q: 太っているのでおやつは食べさせない方が良いでしょうか?
A: まず本当に太っているのかを母子手帳にある成長曲線で確認しましょう。おやつは栄養補給だけでなく、精神面、教育面でも大切です。適切にあげてください。
Q: 大人と同じものを出しても食べません。
A: 3歳児の噛む力は、まだ大人の1/5程度です、噛む力を増やすためには大きな声で歌を歌ったり、体を使った遊びをしましょう。
Q: 食べるのに時間がかかります。
A: 3歳以降によく見られる現象です。多少時間がかかっても親子で楽しく食事をするようにしましょう。あまりにも時間がかかるなら無理強いせずに片付け、終わりにしましょう。
Q: 食事中にうごきまわったり、足をブラブラさせたりします。
A: 叱ることはせず、あまりにも時間がかかるようなら食事を終わらせてしまって良いです。食事の場面が子どもにとって楽しい環境であること、食事に集中し食べることに興味を持たせるようにしましょう。実際は保護者が忙しすぎたり、ストレスが多い場合も多いですが・・・
Q: よく迷子になります。迷子になっても泣きません。
A: もしかしたらアタッチメン(愛着形成)に問題があるかもしれません。親が一緒に遊ぶことを増やしていくことが大切です。一部の方では発達面に問題がある子どももいますので、心配な時は小児科に相談しましょう。
Q: 落ち着きがありません。
A: アタッチメントに問題がある時もあります。親と一緒に遊ぶ時間が長くなると落ち着くことがあります。小児科で経過を追ってもらいましょう。
Q: 赤ちゃん返りをします。
A: 下の子が生まれたりするとよく赤ちゃん返りをすることがあります。今まで全ての愛情を自分一人で受けていたのに、手のかかる下の子に注がれるようになったからでしょう。赤ちゃんにヤキモチを焼いているのです。逆を言えば、それまでご両親の愛がたくさん上の子に注がれていたということです。どうしても時間は赤ちゃんの方がかかるので、質で対抗しましょう。わざとらしくでも、上の子を褒めちぎってあげてください。