お子さまの食欲や好みは、年齢や発達段階・その日の体調や気分によって変わり、
その時に大切なことは、『楽しく、安全に食べる』ことです。
子どもの食事は、母乳・ミルクから離乳食、そして普通食と徐々に変わっていき、
その間、成長に必要な栄養摂取や咀嚼力、食べる楽しさを知る、ということを身に付けていきます。
今回は、先に挙げました『安全に食べる』ことについてお伝えしていきます。
当室では、昼食とおやつは保護者様にご用意していただき、
それはお子さまの体調・好みに合わせた内容になっています。
美味しく楽しく、そして安全に食べるため、食事介助を行いながらその日のお子様の状態を
把握し、それに合わせて食事を進めています。
具体的には、
〇体調・食欲…まずは食べる意欲があるかどうかを遊ぶ姿などから観察し、又、直接お子さまに聞いて それに合わせたタイミングで食事へと促します
〇アレルギーの有無…朝の受け入れの際、保護者様に確認し、お子さまに提供する時にも複数のスタッフと共に再確認してからテーブルに並べます
〇飲み込む力・噛む力…口の動き方や飲み込む時間をみて、口に入れる食材の大きさを更に小さく刻んだり潰したり、1口分を極少量にすることで、ゆっくりと進めていきます
ここで、特に0・1歳児に関しては、まだ咀嚼(嚙む力)・嚥下(飲み込む力)が未発達の為
十分な観察が必要で、そこから個々に合わせた大きさ・固さにしてゆっくりと食事を
進めていくことが大切です。
自宅でも、園でも、お子さまを見ながら食事を進めていくことは発達に合わせた
安全な食事を提供できると共に、何より成長を知ることができる嬉しい時間でも
あります。
安全で、楽しい食事時間にしましょうね。